そんな中”年長メンバーがカッコ良く歌っていたので自分も最後にカッコ良くやりたかった”としてシリアスな「魚たちのLOVE SONG」が選曲されたのだが、これがまさかの魚の着ぐるみ姿(山下に至ってはタコであったが)で行われるというシュールかつ実は、2019年全国ツアーの再演というファンには熱いネタ。だけでは終わらず、曲後半では先日放送された『乃木坂工事中』(テレビ東京系)「B級ニュース大賞」にて見事、受賞と爆笑(学生証の写真がカマキリ)を掻っ攫った黒見明香がカマキリの着ぐるみで乱入。期別曲前の映像を鮮やかに回収したのであった。サイコーでした。

「インフルエンサー」「シンクロニシティ」とグループ史の中で重要な2曲をセンターポジションで務め、親友でありジャイアンでもある生田絵梨花の卒業曲「最後のTight Hug」を秋元が歌うというこれまた熱い展開や「忘却と美学」では梅澤美波との先代当代キャプテンデュオ、そして「大嫌いだったはずだった」では鈴木絢音との1期生最後と2期生最後のデュオと言う演目で会場をエモみの彼方へと連れて行き、”自分が乃木坂46で1番好きな曲”と語った「ひと夏の長さより・・・」にて本編は終了。

 いよいよアンコール、ではなく正しくは「秋元真夏 卒業セレモニー」の開幕だ。