「やっと、淳さんをギャフンと言わせられるチャンスが来たなと思って、相当いま気合が入っております」
ゲームがはじまると、石原、齊藤、狩野は淳の心理を予想しはじめる。淳はあえて自分の前に塩水を置いたのではないか。人間の心理として危ないものは自分から一番遠いところに置きたいのではないか。自分の前に置くのは王道パターンすぎるので避けるのではないか――。そんな予想を淳は演技で翻弄する。これまで番組でさまざまな人を騙してきた淳の思考を読むという構図が、心理戦をより入り組ませていく。そんななか、直感で塩水の位置を当てていく齊藤が鋭い。良純は安定の良純である。
最終的に、自分の前に塩水が来てしまった淳。このままではフカヒレが食べられない。しかし、淳が「いいよね、これで?」と余裕の念押しをすると、狩野が混乱しはじめる。グラスの位置を確定させ、これからみんなで一斉に水を飲もうかというところ、淳は誰よりも早く口元にグラスを運ぶ。それを見た狩野は、待ってましたとばかりに言う。
「最後の最後に、しっぽ出しましたね。ゲームは終わったと思って安心しましたね。そこを狙ってたんですよ!」
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