──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NHK「大河ドラマ」(など)に登場した人や事件をテーマに、ドラマと史実の交差点を探るべく自由勝手に考察していく! 前回はコチラ

※劇中では主人公の名前はまだ「松平元康」ですが、本稿では「徳川家康」に統一しております。家康に限らず、本連載において、ドラマの登場人物の呼び方は、原則として読者にとってなじみの強い名称に統一します

 前回の本コラムでは、『どうする家康』第4回で、信長(岡田准一さん)が家康(松本潤さん)に妹・市(北川景子さん)との結婚を勧めてくるのではと予測しましたが、まさかの大当たりでびっくりしています。家康が初恋の人で、兄から提案された祝言に喜んでいるお市の方を、北川景子さんが好演なさっていました。ドラマのお市にとっては、最終的に悲しい結果となってしまいましたが……。