新代表は投資未経験の19歳
井上さんの後継としてUSICの第11期代表に選ばれたのが、青山学院大学の国際政治経済学部で学ぶ水島直希さんです。2020年の春に2年生に進級した水島さんは、取材当時19歳。新代表として先輩たちの後を継いで団体を運営することに、少しばかりプレッシャーを感じているのだとか。
「代表をやってほしいと打診されたときは、『マジですか!?』という気持ちもありましたね(笑)。とはいえUSICはトップダウンの組織ではありませんし、運営のベースは各大学や企業様との連携。もちろんそれだけでも簡単な仕事ではないとは思っていますが、井上さんに『達成感はあると思う』と背中を押してもらいました」
現在のところ、実際に株式を持って取引をしているわけではないという水島さん。投資に興味を持ったきっかけは、書店でたまたま手にとったデヴィット・ビアンキの著書『お父さんが教える 13歳からの金融入門(日本経済新聞出版 1,650円 税込)』でした。
大学入学後、前代表の井上さんが所属する早稲田大学の投資サークルに入門し、USICの活動と並行して投資について深く学んでいるそうです。
「金融について勉強している理由は、中高生のころに漠然と『お金を増やしたいなぁ』と思っていたことの延長線上かもしれません(笑)。とはいえ投資をしようにも知識が全然なかったので、まずは知識をつけなければ、と。大学での履修科目も経済・金融系の講義にシフトして行きました。USICのIRコンテストは学んだことを実践する場としてすごく役立っていると思いますし、やりがいを感じますね」
水島さんは、将来、投資を始めたら「長期的かつコンスタントに利益をあげられるようなスタイルを確立できれば」とイメージしているそうです。また、USICの新代表として、団体の今後についてはどのような目標を掲げているのでしょうか。
「なによりもまず、歴代のみなさんが築いてきた関係各所との信頼関係を崩さないように、というのが第一です。できることなら、団体の活動に協力してくださる企業様を新規開拓できればと思っています」
社会で役立つ知識と経験を培う学生投資連合USIC
漫画『インベスターZ』のように数百億円規模のお金を動かしているわけではありませんが、学生それぞれが自分なりの方法で投資と向き合い、日々金融にまつわる見識を深めている学生投資連合USIC。
同団体の活動を通じて培った知識と経験を武器に、多くの優秀な人材が社会へと羽ばたいて行くことに期待したいですね。
提供・UpU
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