あ、これ「トカゲのおっさん」だ
カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞、ゴールデングローブ賞作品賞・女優賞受賞、アカデミー賞作品賞・監督賞・脚本賞ノミネート(2023年2月時点)。スウェーデンの監督リューベン・オストルンドの最新作『逆転のトライアングル』に対する輝かしい評価である。そんな同作を観て思った。ダウンタウンの松本人志が、映画初監督作『大日本人』(07)以降、ある方向性で作風を深化させていたら、いずれこういう映画を撮るという世界線もあったのかもしれない、と。
あまりに突飛、あまりに藪から棒だと思われるかもしれないが、実はオストルンド監督の前作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(17)を観た時に、既に感じていた。あ、これ「トカゲのおっさん」だ、と。
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