岸帆夏(きし・ほのか)
2004年8月15日生まれ、18歳の岸帆夏。12日の『おもてなし会』ではダンゴムシのモノマネを披露していた。虫への愛が伝わる自己紹介である。さらに、宮地すみれとコンビを組んだいきなり即興劇では、声の大きい店員をユーモアたっぷりに演じて会場の笑いを誘うなど、持ち前のユニークなキャラは健在。パフォーマンスでは、当初ダンスが苦手で泣いていたとは思えないほど力強い動きで、成長を感じられたのも記しておきたい。日向坂46での活動を通して、岸の明るい性格をさらけ出していってほしい。
なお、岸の筋金入りの虫愛エピソードをひとつ。幼少期から動物や虫が大好きで、小さい頃には友達保護者の前にミミズを持っていって驚かせていたというおてんばな彼女だが、小学校に入ると周りが動物や虫に興味を示さなくなってしまい、なかなか友達ができなかった過去があるという。
将来を諦めかけていた岸は、アイドルにもなれるとは思っておらず、オーディションにダメ元のような気持ちで応募し、日向坂46に見事合格。最終審査ではカエルのひなちゃんを紹介し、審査員を驚かせた。前述したように、「四期生ドキュメンタリー・フルバージョン」では研修期間中にダンスを覚えられずに涙を流す場面もあったが、ほかのメンバーに追いつくために、必死で努力を続けたという。
『日向坂で会いましょう』の初登場シーンでは緊張のあまりガチガチに震えていた岸だが、「四期生リレーSHOWROOM配信」では天真爛漫な笑顔を振りまき、終始ハイテンションな配信でファンの間では「井口眞緒の再来」と脚光を浴びた。中でもスズメバチの調理法や熊にあった場合の対策など、アイドルの配信とは思えないトークテーマに思わず見入ってしまう魅力があった。これから岸のパーソナリティが明るみになるにつれて、とんでもないバラエティの才能を開花させていきそう。