世帯視聴率だけでなく、今やTVerでの再生数も『星降る夜に』が『夕暮れに』の上をいっており、ここにも“勝者の余裕”が感じられそうだが……実際にはこれについては『夕暮れに』はあまり関係なさそうだという。
「『星降る夜に』のプロデューサーである貴島彩理さんは、90年代を中心に数々の名作ドラマを生んだ名プロデューサー・貴島誠一郎さんの娘さんで、貴島誠一郎さんの代表作のひとつが『愛してると言ってくれ』です。キャリア30年以上の大石静さんはもちろん、『長男の嫁』や『私の運命』などで貴島誠一郎さんと組んだ経験もあります。こうしたつながりから大石さんの中で『愛してると言ってくれ』が出てきたのでは? 北川悦吏子さんを意識したのだったら、35歳の鈴から28年前のドラマの名前がすぐに浮かぶのは少々不自然で、鈴の年齢設定的には2004年放送の『オレンジデイズ』のほうが自然ですからね」(ドラマ・映画ライター)
世帯視聴率は強いものの、見逃し配信に弱いといわれるテレビ朝日ドラマだが、『星降る夜に』は先日、見逃し配信再生数の累計が1000万回を突破するなど好調だ(ビデオリサーチ調べ/1月17日~2月8日の期間)。鈴を付け狙う人物のキャストは伏せられているが、声や目元からムロツヨシではと推測する声も出ており、第6話には磯村勇斗のカメオ出演も予定されているなど、話題性も尽きないが、今後も他局のドラマの“オマージュ”が散りばめられていくのだろうか。