──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NHK「大河ドラマ」(など)に登場した人や事件をテーマに、ドラマと史実の交差点を探るべく自由勝手に考察していく! 前回はコチラ
※劇中では主人公の名前はまだ「松平元康」ですが、本稿では「徳川家康」に統一しております。家康に限らず、本連載において、ドラマの登場人物の呼び方は、原則として読者にとってなじみの強い名称に統一します
『どうする家康』の第6回「続・瀬名奪還作戦」は、想像通り、上ノ郷城攻めで忍者が大活躍する回でした。伊賀忍者の服部党だけでなく、甲賀忍者も参戦して手柄を奪い合うという内容だったのは、史実を考慮したものでしょうか。服部党の面々が戦死体に化けていたり、垂直の崖をクナイ(万能手裏剣)を突き立て這い登っていたりしたのは、いかにも漫画ちっくで笑ってしまいましたが……。
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