◆最後に…
最後に、この拙稿を天国なんて信じていなかったかつての友人である高山真に捧げたい。
彼はプライドと毒気のかたまりで、オネエを煮詰めたようなクソババアで、美しいものと上等なスイーツとブランド物の洋服とカラオケとフィギュアスケートと松任谷由実と松田聖子と三島由紀夫と才能のある人が大好きで、失礼な人と頭の悪い人が大嫌いで、とびきりイケズでとびきり優しくて、とびきり愛にあふれた人だった。
「愛? 違います、ただのエゴです」
と本人は天国(地獄の可能性もある)でうそぶいてるだろうが。
<文/サムソン高橋>