ところで、自分の父親が「バカだ」「無能だ」といわれているのを聞いて、息子はどんなことを思っているのだろう。
「親を見れば オレの将来知れたもの」という心境なのだろうか。それとも。どんなに罵詈雑言を浴びても、一国の首相になりたいと思うのだろうか。
翔太郎に誰かインタビューしてくれないか。
今週の文春は、父親が外相当時、翔太郎が公設秘書になってから、女性記者たちを呼んでテキーラの一気飲みをしていたり、銀座の高級クラブで女性を侍らしていた様子を報じている。
女子大生を前に上機嫌で酒をあおっていたのは、父親が総裁選で菅に敗れた約1カ月後だったという。
テキーラの一気飲みをし、グラスを積み上げて「テキーラタワー」をつくって盛り上がり、帰りは件の女子大生を「一緒の方向だから」とタクシーに乗せ、向かった先はラブホテルだったという。
外遊先での公用車を使った観光三昧。父親にそっくりな酒豪ぶり。女遊びは父親よりも上手か。
首相公邸で親父と2人、「首相も秘書官もつらいよ」といいながら、一気飲みをしているのだろうか。
翔太郎以上にお粗末なのが、荒井勝喜秘書官である。彼はオフレコ会見の中で、同性婚について聞かれ、「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「認めたら国を捨てる人が出てくる」などと発言したのだ。
これには前段があって、岸田首相が国会で、「(同性婚の法制化は)家族観や価値観、そして社会が変わってしまう課題」と答弁したことがきっかけだった。
荒井の考えは官邸の中で共有されていた、つまり岸田首相も同じ考え方だということになる。
文春は更迭された後の荒井にインタビューしている。
【こちらの記事も読まれています】