黒帯、kento fukayaの飛躍に期待

 次のマンゲキのリーダー的存在、そして関西の人気番組にも顔を出してきそうな芸人は誰になるのか。SNSでも予想合戦がなされている。

 よく見かける名前は、『M-1グランプリ2022』準優勝のさや香や同ファイナリストのカベポスターだ。たださや香はすでに『せやねん』、ABCテレビのニュース情報番組『newsおかえり』、サンテレビのバラエティ番組『バツウケテイナー』など関西でレギュラー番組を多くかかえており、またそのトーク力が高く評価されて全国番組の出演も相次いでいることから、東京進出は目前。劇場リーダーに就くには「売れすぎ」かもしれない。

 カベポスターも全国のネタ番組にどんどん呼ばれはじめており、またマイペースな雰囲気もあることから、リーダーという感じではない気もする。『キングオブコント2022』優勝のビスケットブラザーズ、『THE W 2022』優勝の天才ピアニストも、現在の活躍状況から東京進出は時間の問題だろう。

 そんななか、注目したいのは黒帯だ。大西進、てらうちからなる同コンビは、2009年4月に松竹芸能養成所に入所し、2010年のコンビ結成後は松竹芸能へ在籍。松竹時代は、当時同じ事務所だったさらば青春の光にかわいがられ、インディーズライブへの出演もすすめられたという(2021年1月1日配信のYouTubeチャンネル『黒帯会議』より)。ただそこでミキ、インディアンスらと共演して刺激を受け、吉本芸人へ強い憧れをいだくようになった。そして、「松竹におっても意味ないんかなあ。松竹あかんとかではなく」(同配信)と考えるようになったという。