コロナ禍を理由にこれまで控えていた飲み会なども、小規模ながら復活しつつあります。

飲み会
※イメージです(以下、同じ)
 それまで会わずに済んでいた相手とも、関わらなければならないのがストレスに感じる人もいるかもしれません。

◆育休中に同僚がホームパーティーを企画してくれた

 都内で0歳児を育児中の田中沙織さん(36歳・仮名)も、その一人。沙織さんは、広告代理店で、プロモーションの仕事を担当していました。コロナ前までは打ち合わせも多く、対面の仕事がメインでしたが、今は交通費も出社した日だけの日割り計算で、普段はリモートワークが主体になっていました。

「昨年出産をして、今は育児休暇中なんです。コロナ前はよく仕事帰りに、職場の同僚や同じチームの先輩たちと飲みに行っていました。職場の雰囲気は、よく言えば体育会系。先輩が言うことには、あまり反論できない感じでした。とくに酔うと口が悪くなる先輩男性のMさんがいたので、飲み会がなくなってほっとしていたんです」

 しかし、育児休暇中の沙織さんを気遣い、同僚らがホームパーティーを企画してくれました。

「しばらくみんなで会っていないので、気兼ねなく家で集まれるホームパーティーは楽しみでした。それが、どんどん人数が増え、自分が苦手だったMさんも来ることになったんです」