もし我が子がギフテッドだったら?

ギフテッドは顔立ちで分かる?ギフテッドの子を持つ親の苦悩と教育
(画像=『Rolmy』より引用)

もしあなたの未来の子どもがギフテッドだったとき、親としてどのような対応をしてあげれば良いのでしょうか?
まず、現在の日本でギフテッド教育が出来る学校はごくわずかです。

ギフテッドは義務教育の小中学校で集団生活が出来ず、そのままはじき出されてしまうこともあります。
そんな子どもたちの中には、ギフテッド教育に特化した国内のスクールへ入学したり、カナダやアメリカへ移住したりする子どももいます。

ギフテッド教育に特化しているスクールはまだまだ一部にしかなく、そのスクールで上手くいくかどうかも分かりません。
周りに同じような子どももおらず、家族ごと孤立してしまう事例も多くあります。

しかし、ギフテッドである可能性が少しでもあるなら、わが子に最適な環境を探してあげたいと思うのは親として当然ですよね。
そのためにはギフテッドの知識を深め、どうしたら良いのか勉強することが大切でしょう。

ぜひ手にとってほしいギフテッド関連の作品

ギフテッドは顔立ちで分かる?ギフテッドの子を持つ親の苦悩と教育
(画像=『Rolmy』より引用)

我が子がギフテッドである場合、親として何をしてあげれば良いのでしょうか?
現在はギフテッドに関する書籍や映画なども多くあります。

いずれ子どもを授かったときのために、今のうちから触れておくのも良いでしょう。
では、ギフテッドをテーマにした作品についておすすめのものを5つ紹介します。

1.映画「ギフテッド」

ギフテッドは顔立ちで分かる?ギフテッドの子を持つ親の苦悩と教育
(画像=『Rolmy』より引用)

自殺した姉の娘であるメアリーを、男手ひとつで育てるフランク。
7歳のメアリーは母親と同じく天才的な数学の才能を持っており、フランクは小学校からメアリーを特別な学校へ編入させてはどうかとすすめられます。

しかし、普通の子どもとして育ってほしいと願うフランクは、それを拒絶します。
フランクには、生前の姉から託された強い希望があったのです。

そんな中、メアリーの才能に目を付けた絶縁中の母、メアリーの祖母にあたるイブリンがやって来ます。
メアリーに英才教育を施したいイブリンは親権を渡すようフランクに求め、両者はやがて裁判に。

メアリーとフランクの幸せな日々は終わってしまうのか?
なぜフランクの姉は自殺し、メアリーに普通の子どもとして生きてほしいと願ったのか?

ギフテッドの子どもは大人の力によって才能を伸ばさせるべきなのか、周りとコミュニケーションを取って普通に生きるべきなのかという難しいテーマですが、映画としてとても素晴らしい作品に仕上がっています。

2.「わが子が「ギフティッド」かもしれないと思ったら:問題解決のための実践ガイド」ジェームス・T・ウェブ他

ギフテッドは顔立ちで分かる?ギフテッドの子を持つ親の苦悩と教育
(画像=『Rolmy』より引用)

ギフテッド教育に多大な影響力を持つ有名心理学者、ジェームス・T・ウェブ氏をはじめ、ギフテッド教育に尽力する筆者たちの共著。

ギフテッドである子どもの育てにくさ、世界における認識の低さと教育の遅れに苦しむ親たちの葛藤に向けて書かれた「ギフテッドとその親たちのバイブル」です。

ギフテッドたちの優れた才能だけでなくその苦悩、親として何が出来るのかについて実践しやすい方法を伝授してくれます。

さらに、発達障害を併せ持つと言われるギフテッド「2E」についても詳しく書かれており、我が子の教育を見直せる必読書であると言っても過言ではないでしょう。

3.「ギフテッド その誤診と重複診断:心理・医療・教育の現場から」ジェームス・T・ウェブ他

ギフテッドは顔立ちで分かる?ギフテッドの子を持つ親の苦悩と教育
(画像=『Rolmy』より引用)

2.と同じく心理学者ジェームス・T・ウェブ氏と専門家たちの共著であり、ギフテッドの子どもの特性について詳細に解説しています。

また、ギフテッドはその強すぎるこだわりや社会性の問題により、天才児ではなく精神障害を患っていると誤診されてしまうことも多々あります。

才能に恵まれながらも成長のチャンスを失ってしまうギフテッドを少しでも減らすため、この書籍では15章に分けてギフテッドへの理解を深める内容になっています。

専門的ではありますが、悩めるギフテッドの子どもとその親、教育者にとって必読の書です。

4.「「ギフテッド」天才の育て方」杉山登志郎他

ギフテッドは顔立ちで分かる?ギフテッドの子を持つ親の苦悩と教育
(画像=『Rolmy』より引用)

日本にて自閉症やアスペルガー症候群の権威と呼ばれる精神科医、杉山登志郎氏と人間心理の専門家たちによる共著。
障害児教育の現場から、突出した才能を伸ばす教育プログラムの必要性を説いています。

ギフテッドの教育をどう変えていくのか、どんな環境を用意すべきなのか。
幼少期の教育において深く考えさせられる書籍です。

5.「ギフテッド育児奮闘記」ギフテッド応援隊

ギフテッドは顔立ちで分かる?ギフテッドの子を持つ親の苦悩と教育
(画像=『Rolmy』より引用)

ギフテッド、2Eを育てる親たちによって結成された「ギフテッド応援隊」。
この書籍ではギフテッド応援隊に属し、ギフテッドの子を持つ母親8人に聞いたギフテッドの現状が描かれています。

ギフテッドの子どもたちは学校に馴染めず、不登校になったり心に深い傷を負ったりと辛い経験を持っています。

日本の義務教育に悩み、ギフテッドを受け入れてくれるフリースクールに入学した子ども、最適な環境を求めてカナダへ留学した子どもなど、それぞれの向き合い方からギフテッド教育の大切さを学べる書籍です。

小児科医のすすめで受けさせたIQ検査で我が子が高い数値を出し、驚いたというエピソードは、もし分からずその場で精神障害と診断されていたら気付けなかったかもしれません。

日本国内にギフテッドの保護者たちが集まる場があると知るだけで、とても心強いですね。
内容もとてもリアルに描かれ、ギフテッドがどんな子どもなのかを知る入り口としてもおすすめです。