◆温バナナのメリット③腸活効果が高まる
そもそもバナナには、ビフィズス菌を増やす働きを持つ「フラクトオリゴ糖」が含まれています。フラクトオリゴ糖は小腸で消化されず大腸まで到達してビフィズス菌や乳酸菌などの栄養源になることで、善玉菌の増加に寄与する成分。このフラクトオリゴ糖は、バナナが加熱されることで増えることがわかっています。
また冬は体全体が冷えやすいため、温かいバナナを食べることで体温や内臓を冷やすことなく栄養成分が摂取できるため、冬のホットバナナはバナナの効果を最大限に引き出すためにも適した食べ方とも言えます。
冬でも手軽なバナナをおいしく味わうことで、無理なく腸活やグルメを楽しめますように!
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12