さて、ウクライナ戦争は、よくいえば膠着状態、実態は泥沼である。

 1年近くもたつのに停戦への筋道さえ見えない。その間に、ウクライナの民間人たちはロシアのミサイルで殺され続けているのだ。

 アメリカや欧州は、殺傷兵器は貸し出すが、自国の軍隊は1ミリも動かそうとはしない。
考えてみれば、第二次世界大戦の時よりもひどい状況が延々続いているのである。

 戦争当事者たちが会って話し合いをするというのは現実的ではないだろう。アメリカや欧州が、停戦へのきっかけを作り出すべきだと思うが、無能なバイデンをはじめ欧州の雑魚首脳たちは、民間人が殺され続けているのを、ただ手をこまねいて見ているだけである。

 その中でも日本は呆れるばかりの「無能」ぶりを示し、アホなバイデンのいうがままである。

 文春は、8年前にこの戦争を予言していたという地政学者のピーター・ゼイハンが、文春のメールにたいしてこう回答してきたという。

「地図を見ると、ウクライナは国境線の“穴”そのものではなく、その道中にある土地だ。だから、ウクライナを制圧して終わりではない。エストニア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ポーランド――どこで国境線を引き直すか。これは、ロシアの存亡にか関わる戦いだ。彼らは決して止めることができない」

 ロシアという国の存亡をかけた戦いだとすれば、プーチンがこの戦争を止めることはない。西側の指導者たちは腰抜けばかりだ。

 だとすれば、このウクライナ戦争はウクライナという国が全滅するまで続くということか。こんなことをいっては顰蹙を買うだろうが、トランプは嫌だが、彼のような“バカ力”を持った人間が出てこない限り、この戦争は延々と続くということなのか。困ったものだ。