新作ドラマが出揃ったが、頭1つ抜けて面白いのがバカリズム脚本の『ブラッシュアップライフ』だ。日曜夜10時30分から日本テレビ系で放送されている本作は、33歳の近藤麻美(安藤サクラ)が主人公の地元系タイムリープ・ヒューマンコメディだ。

 麻美は実家で家族と暮らしながら、地元の市役所で働く、代わり映えのしない日々を過ごしていた。ある日、麻美は幼なじみの門倉夏希(夏帆)、米川美穂(木南晴夏)と会ってご飯を食べる。その後、3人でプリクラを撮り、ラウンドワンでカラオケをしながら同級生の噂話に盛り上がる。だが、コンビニ前でトラックに跳ねられ、あっけなく命を落とす。

 その後、麻美は真っ白な空間で目を覚ます。そこは死後案内所で、受付係(バカリズム)の前に立った麻美は書類の手続きをするが、自分の来世がグアテマラ南東部のオオアリクイだと知らされ、ショックを受ける。しかし、今世をやり直して徳を積めば、再び人間に生まれ変われると知った麻美は、もう一度、生まれた場面から人生をやり直そうと決意する。