夫婦関係が悪化して数ヶ月に及ぶ離婚の話し合いが続く中、Bさんの妻はBさんに対し、恐ろしい罵詈雑言メール(まだLINEがない時代の話)を何通も送りつけた。Bさんの人生や仕事、果ては親子関係に至るまでがクソミソに言われ、すべての言葉に人格否定の強い言葉が差し込まれていた。生真面目なBさんはそれらを真正面から受け止めてしまい、心療内科に通うことになったそうだ。
それでも、なんとか離婚は決まった。財産分与や各種事務手続きの関係上、離婚届を提出するまでに3ヶ月を要したが、Bさんの妻は早々に家を出て一人暮らしをスタート。気詰まりから解放されたBさんだったが、事務手続きプロセスに入ったタイミングで、妻からのメール文面が豹変する。
「心療内科に通っていたと聞きました。大丈夫ですか。栄養のあるものを食べてしっかり睡眠を取ってください」「私はあなたの人生に良くない影響を与える人間でした。その点は申し訳ないと思っています」