現役の共産党員である松竹伸幸が書いた『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』が党内に激震を呼んでいると、文春が報じている。

 この本の出版元は文藝春秋で文春新書だから、本の宣伝臭はプンプンするが、まあ、紹介してみよう。

 この本と同時に、別の出版社から2冊の共産党批判本が出るそうだが、どれにも松竹が絡んでいるそうだ。

 松竹の主張は、2000年から22年間も代表を務めている志位和夫を降ろして、ヒラ党員も含めて党首選挙をするべきだというものだ。

 今は約200人の中央委員会が決めるので、全会一致になり、党勢の拡大にならないと批判する。

 現に、党員数は減り、しんぶん赤旗、日曜版の部数は減り続けているそうだ。

 党員が減り続けていることは事実だし、私はしんぶん赤旗の日曜版を取っているが、近所で赤旗を取っている家はあまり見かけない。

 自民党でさえ党員も総裁選への一票を持っているのだから、共産党もそうしたらいいと、私も思う。

 そろそろ党首には、武骨なおじさんではなく女性がいいな。上田耕一郎や不破哲三の時代は、2人が共産党員としてはカッコよかったから、党員も新聞の読者も増えたに違いない。

 連合の芳野友子会長には全くガッカリだが、女性の共産党委員長が出れば、党勢拡大につながるはずである。

 土井たか子は山を動かし、社会党を大きく伸ばした。小池百合子も一瞬だけだったが、もしかするとと思わせてくれた瞬間があった。

 長すぎる志位を降ろして、魅力的な女性に替えればいい。共産党の中にはそういう女性がいるではないか。と、私などは考えるのだが。