さて、長嶋一茂というのは、野球選手としてはまるっきりダメだったが、ワイドショーなどのコメンテーターとしては売れっ子らしい。
たまにテレビで観るが、いっていることはまともそうである。長嶋と母親譲りで顔も体格もいいから、テレビ映えする。
だが、頭の中身は野球をやっているときと同じようである。新潮によれば、昔、江川卓を巡る「空白の1日事件」というのがあったが、それを「暗躍というか、画策というか、作戦を引いたのは親父」だと、江川のYouTubeチャンネルに出て話し、一茂は何度も江川に頭を下げたというのである。
江川は当惑していたようだが、当時でもそんな話聞いたことないぞ。
巨人は、江川を獲りたいがために、ドラフトのルールにある「抜け穴」を見つけて、強引に江川を獲ったのを「空白の1日」というのだが、失礼だが、長嶋監督(当時)にそんな知恵があるはずはないではないか。
そんなこと、長嶋の子どもである一茂はわかりそうなものであろう。
巨人OBの張本勲が怒る。
「『空白の一日』をミスターが画策したなんてことはないですよ。(中略)あの時、一茂は中学生だったわけで、何を知っていたというのよ。今度、彼に会ったら、どやしつけないといかん。オヤジさんを攻撃しているようなもので、喝ですよ、大喝です」
長嶋は日本の最後の「至宝」だ。理由なく息子がそれを傷つけるのを許してはいけない。