2組目は「宮武ぜんた」・・・「近道後援会の近道(こんどう)さん」
元自衛隊芸人のやすこさんを弟子に持つ宮武ぜんたさん。ネタの設定としては何でも近道を探す近道後援会の近道さんというキャラを演じて漫談をするというものだったのだが、宮武さんの通常のキャラクターや衣装がわからなかった為に、近道さんのキャラに扮している為の衣装なのか、それとも宮武さんの普段の衣装なのかがわからなかったのが、少しモヤモヤしてしまった。
ネタ自体はとてもインパクトがあり、面白いものだったのだが衣装同様、喋り方やキャラクターもそこまでキャラキャラしておらず、宮武ぜんたさんの通常なのか、近道さんというキャラクターの喋り方なのかわからなかった。ギャグやリズム感などは好感が持てるキャラクターなので、できれば宮武ぜんたとしての魅力がわかりやすいネタの方が良かったのではないだろうか。
ネタ自体はオムニバス形式なのでどうしても笑いがリセットされてしまうのが勿体ない。さらにオチ部分にダンスが組み込まれていたのだが、中途半端に長い尺の為、笑いが消沈するタイミングで次のブロックに進むので、もう少し短いか、長くするかした方が笑いが継続させられたはず。ただしピン芸人はネタよりもキャラを重視する今の時代にはとても合っているので人気が出そうな気がする。ただフリートーク部分で素が出過ぎる感がありネタのキャラとあまりにも乖離しているので、もうすこしネタ時のキャラクターに寄せた方が良い。