生活保護を受けるための条件
生活保護を受給するためには、世帯収入が最低生活費を下回っているだけでは受給できません。次の条件を満たす必要があります。
・活用できる資産がない
・生活を支える公的制度が生活保護以外にない
・働きたいが働けない
・親族などに援助してくれる人がいない
自宅などの不動産を所有している人や、子供などから扶助を受けている人は生活保護を受けられません。
また、生活を支える公的制度が他にある場合でも生活保護を受給できません。そのため、年金収入で最低生活費を満たしているのであれば、生活保護の受給は不可能です。
資産もない、支えてくれる親族もいない、高齢で働けない、年金収入だけでは最低生活費に届かない、というケースにおいて、「最低生活費−年金収入」で計算される生活保護費を受給できます。
生活困窮に陥ったら公的支援を受けよう
生活保護とは、国が定めた最低生活費から不足する金額の補助を受けられる制度です。年金を受け取っていても年金収入が最低生活費を下回り、その他の生活保護の受給条件を満たしているのであれば生活保護を受けられます。
老後で「生活に苦しい」と感じた場合には、生活保護を受けることを検討しましょう。
文・手塚大輔(ファイナンシャル・プランナー)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員。地方銀行にて7年半勤務し個人営業と法人営業を経験。2014年に独立。保険や不動産、投資、税金などお金に関する幅広いジャンルの記事を執筆・監修している。
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