第95回アカデミー賞において国際長編映画賞のインド代表に選ばれ、ショートリスト(予備候補)に残った映画『エンドロールのつづき』が、日本でも1月20日から公開されている。

 これまで、アカデミーにおけるインド映画を取り巻く状況は決して明るくはなかった。同映画賞にノミネートされたのは『ラガーン』(2001)以降、1本もない。本作が正式にノミネートされ、もし受賞となれば、アカデミー史上初のインド作品の快挙となる。

 2022年には、S・S・ラージャマウリ監督の『RRR』が日本を含む各国で大ヒットを飛ばすなど、世界的にインド映画への関心が高まっている。