改正された健康増進法が2020年4月より全面施行されるようになると、オフィスや事業所・飲食店などでは原則として屋内禁煙。(※ 「受動喫煙対策」- 厚生労働省) 「望まない受動喫煙」を防止するための取り組みが、マナーからルールへと変わります。
また、専門家が新型コロナウイルス感染症が重症化しやすくなる要因のひとつとして喫煙を挙げていることもあり、喫煙者のなかには「これを機にタバコをやめようか」と考え始めた人もいるのではないでしょうか。
この記事ではスパッと禁煙するのに役立つヨガの情報をお届けします。
スパッと禁煙する方法とコツはヨガ?
タバコをやめられない理由として、ニコチンへの依存が挙げられますよね。
- タバコを吸う理由
- 口寂しさをまぎらわせるため。
- 長年に渡って「タバコを吸う時間」が生活の中に習慣として組み込まれているため。
- 過去に禁煙に失敗したことで、禁煙をあきらめたため。
- 喫煙所でのコミュニケーションを大切にしているため。
喫煙者のみなさんは、自分がどのようなときにタバコを吸いたくなるのか今一度思い出してみてください。
もし、喫煙するタイミングがリラックスしたいときやストレスを感じるとき、集中力が途切れたときに多いのであれば、ヨガがスパッと禁煙する方法として役に立ってくれるかもしれません。
というのも、ヨガの呼吸やポーズが心身にリラックス効果をもたらしたり、ストレスを発散したり、集中力を高めたりする手助けになるから。
「ヨガなんてやったこともない」と思わず、まずは試してみてはいかがでしょうか。
自力で禁煙をしたい人にオススメなヨガポーズ
疲れが喫煙の引き金となる人は「ナーディ・ショーダナ」
疲れてリラックスしたいときにタバコに手が伸びてしまう人は深呼吸をしてみるのもよいのですが、ヨガの片鼻呼吸法「ナーディ・ショーダナ」を試してみてください。
片方の鼻の穴から交互に呼吸を繰り返し、体内の陰陽のバランスや自律神経のバランスを整え、心を静める効果に期待される呼吸法です。
- ナーディ・ショーダナのやり方
- 鼻から息を吐ききる。
- 利き手の人差し指と中指を曲げ、手のひらを自分のほうに向ける。
- 親指で右の小鼻を押さえ、左の鼻から息を吸う。
- 薬指で左の小鼻を押さえ、親指を離し右の鼻から息を吐く。
- そのまま右の鼻から息を吸い、親指で右の小鼻を押さえて左の鼻から息を吐く。
- ③に戻る。
- ポイント
- 顔に触れる前に、ていねいな手洗いをしてください。
心が落ち着く感覚が得られるまで、繰り返しましょう。
ストレスが喫煙の引き金となる人は「ワニのポーズ」
ストレスが喫煙の引き金になっている人は、ねじりによる心地よさが感じられる「ワニのポーズ」をとってみましょう。
ワニのポーズは、背骨の周辺の緊張をとるので自律神経の調整にも役立ちます。
- ワニのポーズのやり方
- 仰向けになり、右ひざを曲げて胸に引き寄せる。
- 左手でひざをサポートしながら右ひざを左側に倒し、右手を頭の先に伸ばす。
- ポイント
- 腰や背中に痛みがある人は、無理をしないこと。
- 右腕を肩の高さで真横に開き、目線を向けたら鼻呼吸を5回。
- 仰向けに戻り、反対側も同様におこなう。
- 仰向けになり、右ひざを曲げて胸に引き寄せる。