「もちろん、作り手側としては全部見どころと言いたいところですが、この10話の中にやっぱり神回、特にみんなが力を入れた回というのがあって。そこから一気に物語がドライブしていくというのもあるので、そこはひとつの見どころにもなるのかなと思います」

 情報屋が主人公のドラマにちなみ、“秘密の情報”を記者から尋ねられた桐谷は、「この作品である人物が車にぶち当たるシーンが2話以降にあるんですが、実際にスタントマンの方で撮影しているんですね。玲於も森田くんもその現場にいたんですが、本番の撮影だとわかっているのに、みんな思わず『あぁ~』って声が漏れてしまうぐらい衝撃的なシーンでした」とトークした。

「スタントマンさんのところに「大丈夫ですか?」って感じで行ったら、脂汗かきながら「このドラマがおもしろくなるためなら何でもしますよ」とおっしゃって。プロ魂を感じたし、「このドラマ、絶対おもしろくなるな」と確信した瞬間でしたね」(桐谷)

 このシーンのほか、新宿の繁華街で人が火だるまになるような衝撃シーンを次々と撮った藤井監督は、「普段やれないことにチャレンジできた。男子校の文化祭みたいに、みんなで楽しくできた」と満足気に振り返った。