「『ラヴィット!』の場合、ロケも基本的に若手芸人がメインということもあり、企画自体がユルくても、本人たちが積極的にボケていくので、それなりにおもしろくなる。さらにいえば、スタジオにはたくさん芸人がいるので、VTRを受けていろいろとイジってくれる。流し見されるような企画であっても、お笑いとしてレベルの高いものになるのが『ラヴィット!』です。
でも現時点での『ぽかぽか』のVTRは“企画ありき”のもので、必ずしも大喜利的なパッケージになっていない。VTR出演者が芸人ではないということもあるんですが、VTRがスベってしまうと、そこで終わりになる可能性が高い。こういったVTRコーナーの場合、企画を考えて編集するスタッフへの依存度が高く、これを帯番組で毎日作っていくのは大変です」(同)
番組の終盤には、地方局のローカル番組を紹介するコーナーが組み込まれており、サガテレビで放送されている『どぶろっくの一物』をそのまま放送。さらに、番組の最後には、4月から『ぽかぽか』の放送時間が3時間から2時間に短縮されるとまさかの発表がされた。
「本来、帯番組が編成されるのは4月期であり、『ぽかぽか』が1月スタートになったのは異例のこと。つまり、『ポップUP!』があまりに不評だったので、前倒しで『ぽかぽか』が始まったということでしょう。ほかの番組の編成も間に合っていなかったので、とりあえず『ポップUP!』の枠をそのまま引き継いで、3時間で放送したというのが実情でしょうね。地方局の番組をそのまま流したのも、3時間の枠を埋められなかったからに見える。まさに、突貫工事で始まった番組なので、いろいろと大変そうですよ……」(同)