「火曜ドラマといえば、2016年の『逃げるは恥だが役に立つ』のヒットを皮切りに『義母と娘のブルース』『恋はつづくよどこまでも』『私の家政夫ナギサさん』など人気作を数々生んできた枠ですが、本田主演の『君の花になる』は、香里奈の“ベッド写真”流出騒動後の主演作となった2015年の『結婚式の前日に』を下回る成績に。かといってTVerの見逃し配信で見られたというわけでもなく、GP帯民放ドラマの中でも下から数えたほうが早いぐらい不振で、深夜ドラマや再放送(再配信)作品に負ける週もあったほどです」(テレビ誌記者)

 ドラマは、8LOOMのメンバーに“国宝級イケメン”の高橋文哉を筆頭に新進気鋭のイケメン俳優やアーティストを起用。ライバルグループとして、人気ボーイズグループのINIのメンバーが出演するなど、満を持しての本田のゴールデン・プライム帯初主演ドラマとして力が入っていた様子だったが……。

「SNSでは大きな反響がありましたが、数字にはつながらず。というのも、SNSでは、現実でも活動した8LOOMのファンを中心に、INIのファンなどが盛り上がっていましたが、肝心のドラマの評判がさっぱり。そもそもアイドルと寮母の恋愛というのがアイドルファンにとっては“地雷”で、ドラマ後半の恋愛展開にはブーイングが殺到しました。また、物語の展開や演出もなかなかトンデモで、昨年大きな話題となった朝ドラの迷作『ちむどんどん』と比較する声もあったほど。8LOOM自体は実際に行ったツアーが即完売したりと人気を博しましたが、一方でドラマは完全に添え物になってしまいましたね」(同)