8位 RRR
公開当初は興行収入ランキングで圏外スタートだったものの、3週目で9位にランクインし、その後もIMAX版が復活上映されるなど、熱狂的な口コミが話題となり、日本で公開されたインド映画史上No. 1となる興行収入4.1億円を超えるヒットとなった。内容はさすがは『バーフバリ』2部作も大人気のS・S・ラージャマウリ監督、「3時間の上映中ずっと面白い」という凄まじいエンターテインメント大作となっていた。
あまりに面白すぎて「面白いってなんだっけ」と娯楽の本質を考え出すほどの内容だが、「良い意味で大袈裟なようでピタリと決まった音楽と編集の演出」「絶望からの復活へのカタルシス」が半端ないということは間違いない、とだけ言っておこう。疾風怒涛のアクションの連続はもちろん、「敵同士にしかならないはずの2人が運命の巡り合わせにより親友になる」様もスリリングかつ尊いので、一種のブロマンスものを求める方にも大いにおすすめしたい。現在も一部の劇場でロングラン上映中だ。