【水天宮のお守り】御子守帯(みすずおび)
ところで東京の水天宮が子供の神様、子授け・安産祈願の神様として有名になったのには、あるお話が由来だそうです。
水天宮に安産祈願の御祈祷をお願いすると、ご祈祷の際に腹帯をいただくことができます。
その腹帯を水天宮では「御子守帯(みすずおび)」と呼ぶのですが、鈴とは神社の本殿前にある鈴の事。
あのお参りするときにガランガランと鳴らす鈴ですね。
鈴を鳴らすために紐がぶら下がっていると思うのですが、水天宮のその紐は晒木綿(さらしもめん)で作られているそうです。
毎月その紐を交換するのがしきたりなのですが、ある女性が木綿ですから腹帯として使ったそうです。
するとびっくりするぐらいの安産になったんだとか。
そこから安産の神様だと評判になり、毎月5日には交換したおさがりの鈴の晒木綿を参拝しに来てくれた人々に分けるようになったそうです。
そのため水天宮の安産祈願では今でも昔と同じように御子守帯(みすずおび)をいただけるというわけです。
腹帯の巻き方
妊娠してお腹が目立ってきたら、お腹を安定させるため、そしてお腹の冷え防止に腹帯を締めます。
腹帯と言っても今はガードルタイプや腹巻タイプなどいろいろな形があって簡単に着ける事ができるのですが、水天宮でいただく腹帯は昔のままの「晒」です。
一枚の布なので、巻き方を知らないときちんと巻けません。
そんなに難しい事はないので、せっかくいただいたご利益のある腹帯の締め方を説明します。
まず御子守帯(みすずおび)を頂いたら
①横長の二つ折りにします。
②巻きやすいようにクルクルとロール状にまとめましょう。
③腰の位置から巻いていきます。この時、二つ折りの輪っかの方が下になるようにします。
④1周したら上に折り返し、グルりと一周。折り返し一周をずっと最後まで続けていきます。
⑤最後は巻いた腹帯に差し込めば出来上がり。
コツは腰骨のあたりは強く締め、そのほかの部位は柔らかく巻くことです。
あまりきつくなりすぎないように注意して。
下着は腹帯を巻いた後に着けてください。
【水天宮のお守り】水天宮に安産祈願に出かけよう
では水天宮の基本情報が分かったところで、安産祈願に出かけましょう。
住所:〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
電話:03-3666-7195
アクセス方法
最寄り駅:東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」5番出口より徒歩1分
:東京メトロ日比谷線「人形町駅」A1出口より徒歩6分
:都営地下鉄浅草線「人形町駅」A3出口より徒歩8分
:都営地下鉄新宿線「浜町駅」A2出口より徒歩12分
水天宮の駐車場
水天宮には無料の駐車場はありません。
有料のタイムス駐車場が境内の1階部分にあり午前7時~午後5時まで利用可能です。
ただし40台分の駐車スペースしかないため、安産祈願の多い戌の日や時間帯によっては満車でとめられない場合があります。
車で来る場合は周辺の駐車場も事前にチェックしておきましょう。
【水天宮のお守り】安産祈願はいつお参りする?
安産祈願はいつお参りするのか、決まりがあるのでしょうか?
安産祈願と言えば「戌の日」です。
「戌」は多産で、大変安産であることから、犬を安産の象徴とし、安産祈願を戌の日に行うのが一般的です。
また安産祈願は妊娠してすぐではなく、安定期に入る妊娠5か月目に参拝します。
【水天宮のお守り】戌の日を知ろう
安産祈願は妊娠5ヶ月に入った戌の日にお参りする形が一般的ですが、戌の日がいつなのか、知らない人も多いのですはないでしょうか?
2018年の戌の日をまとめましたので、ご参考にしてください。
2018年の戌の日
1月...18日(木)・30日(火)
2月...11日(日)・23日(金)
3月...7日(水)19日(月)・31日(土)
4月...12日(木)・24日(火)
5月...6日(日)・18日(金)・30日(水)
6月...11日(月)・23日(土)
7月...5日(木)・17日(火)・29日(日)
8月...10日(金)・22日(水)
9月...3日(月)・15日(土)・27日(木)
10月..9日(火)・21日(日)
11月..2日(金)・14日(水)・26日(月)
12月..8日(土)・20日(木)
加えて4月24日・5月6日は大安です。
戌の日に加えて大安ですから、参拝客がかなり多くなるのではないでしょうか?