妊娠38週目はママの身体にトラブルも!
妊娠して、妊娠初期からつわりの吐き気などの様々なトラブルに見舞われてきたマタニティー生活ですが、いったん収まったはずのつわりの吐き気などのトラブルが、出産間近の妊娠38週目にも起こりやすくなります。
妊娠38週目の吐き気などのトラブルには、いったいどのようなものがあるのかここからみていきましょう。
【妊娠38週目のトラブル①】吐き気や胃痛
まず、妊娠38週目に見舞われるトラブルには、吐き気や胃痛があります。
妊娠中の吐き気というと、つわりでの吐き気がほとんどですが、妊娠5ヵ月を過ぎるとほとんどの人は吐き気から解放されるものです。
しかし、妊娠38週目になると、吐き気や胃痛を再び感じるようになる人が増えてくるようです。
どうして妊娠38週目に吐き気を再び感じるようになるかというと、吐き気を感じる原因というのは、妊娠に向けて黄体ホルモンのプロゲステロンが減り、卵胞ホルモンのエストロゲンの分泌が増えるためです。
急激なホルモンバランスの変化がこの時期に起こるために、身体の中のバランスが崩れて、胃酸の逆流といった症状が起こり、吐き気や胃痛といった胃腸症状が起こりやすくなるのです。
また、赤ちゃんが大きくなったことで、胃が子宮にますます押しつぶされる形になるために、少し食べ過ぎただけで吐き気を催すすようになる人もいるようです。
少し食べ過ぎると吐き気がする人は、吐き気がしないように、1回の食事の量を吐き気を感じない程度に減らして、食事の回数を分けるなどの工夫をしましょう。
【妊娠38週目のトラブル②】お腹の張りがない!
妊娠38週目のトラブルとして、多くの人が不安に感じることには、お腹の張りがやってこないということです。
強いお腹の張を感じて前駆陣痛が始まるべき時期なのに、お腹の張りをほとんど感じないという人もいます。
この時期には、胎動も減ることも多いので、お腹の中で赤ちゃんがどうにかなってしまったのではないかと不安に思ってしまう人も少なくありません。
実は、妊娠38週目になれば、前駆陣痛が始まると言われていても、実は、お腹が張るかどうかというのは個人差がとても大きいものです。
特に経産婦の人の場合には、前駆陣痛がほとんどなくて、いきなり本陣痛が始まる人も少なくありません。
初産でも経産婦でも検診で、ちゃんと赤ちゃんの心音が確認出来ていれば全く問題はありませんので、お腹の張りを感じないからといってあまり心配する必要はありません。
【妊娠38週目のトラブル③】尿漏れ・残尿感
妊娠38週目の頃になると、尿漏れや残尿感と言った排尿関係のトラブルを感じるようになる人が少なくありません。
これは、子宮が大きくなったうえに、赤ちゃんが出産の準備を始めるために下の方に降りてくるために、膀胱や尿道が今まで以上に圧迫されるようになることが原因です。
臨月の頃には、排尿関係のトラブルは病気ではなく仕方がない現象なので、外出する時にも、急に催しても大丈夫なように、コンビニや公衆トイレなどの位置を確認してから外出したり、尿漏れパッドを使用するなどして、万が一のことがあっても大丈夫なように準備をしておくようにしましょう。
【妊娠38週目のトラブル④】むくみ
妊娠38週目の頃の妊婦さんには、むくみに悩む人も少なくありません。
これは、大量出血をするうえに、体力が必要になる出産に向けて体が血液を身体の中に溜め込むようになることが1つの原因です。
また、体思うように動かせなくなるために、運動不足になって、身体の中の水分の循環が悪くなることも原因になります。
高血圧などをお医者さんから指摘されていなければ、多少体がむくむことはそれほど心配は要りません。
足がむくんでパンパンになると、辛い日が続くでしょうが、お風呂でしっかりと体を温めたり、足をマッサージしてもらうなどして、少しでも快適に過ごせるような工夫をしましょう。