12月9日放送『ねほりんぱほりん』(Eテレ)のテーマは、「シングル里親」であった。「シングル里親」、あまり聞き馴染みのない響きだ。
この日、スタジオに登場したシンさん(男性・40代)はシングル里親である。もともと夫婦2人で里親になったものの、今年に入って奥様が急逝。現在は、生後まもない時期から里子として受け入れた3歳の男児を、お1人で育てている。
実は、「里親」と「養子縁組」は違うらしい。
・特別養子縁組
子どもが育ての親の戸籍に入り、法律上、実の親子関係になる。
・里親
戸籍は別々のままで、親権は実の親にある。そのため、里親と里子では苗字も異なる。
なぜ、シンさんのご夫婦は里親になったのか?
「もともと妻は子どもができなくて、それを承知で結婚したんです。2人の生活にまったく不満はなかったんですけど、歳をだんだん重ねてくると、周りの友だちに子どもができたり、『子どもができて遊びに行けない』とか。『子育て、大変!』って言いながらも、みんな楽しそうなんですよね。何かもの足りないと思うようになってきて、子どもを育てながらワイワイ生活していくっていうプラスアルファのある生活に惹かれていったんです」(シンさん)
2人は結婚15年目で里子を受け入れた。