鎌倉幕府の二代執権となる北条義時(小栗旬さん)を中心に乱世の権力争いを描くNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合、日曜夜8時~ほか)。12月18日に迎える最終回に向けさらにストーリーが加速しています。
今後、史実では鶴岡八幡宮での事件や、鎌倉幕府と朝廷の決戦「承久の乱」、そしてあの重要人物の死というエピソードも待っており、ますます目が離せない状況です。
一方で回を追うごとに義時のダークな部分がさらに露わに。現在は三浦義村(山本耕史さん)や源仲章(生田斗真さん)なども交え、混沌・殺伐としている展開の最中です。
その渦中にいながらも一服の清涼剤のような爽やかさを与えてくれるのが、源実朝(さねとも)役の柿澤勇人さんの存在です。
◆劇団四季出身の35歳・柿澤勇人の美声と存在感
鎌倉幕府第三代将軍・源実朝。彼を演じる柿澤勇人さんは、劇団四季出身の35歳。2007年に倍率100倍以上の難関を突破して劇団四季の研究所に入所しました。1度きりの出演だったものの、ライオンキングのシンバ役を演じ、退団後も数々のミュージカルやストレートプレイ・映像作品で活躍中です。
なかでもNHKドラマ10『群青領域』でのバンドボーカルを担当する河西陽樹役や、NHK連続テレビ小説『エール』の歌手・山藤太郎役など、美声を生かした役どころで多くの注目を集めました。