仕事が楽しくないと感じることのリスク
仕事が楽しくないと感じた状態を放置して、そのまま働き続けることには様々なリスクがあります。
実際にどのようなリスクやデメリットがあるのかをチェックしておきましょう。
気力や活力がなくなる
人は、何か行動する際、行動に対してどのような意味があるのかを考えます。
仕事は普段の生活のなかで多くの時間を割く作業のため、仕事が楽しくないという感情を抱いた状態で生活費を稼ぐためだけに仕事をしていれば、仕事へのモチベーションはもちろん気力まで失われるでしょう。
人として成長したり、生活を豊かにするといった努力までしなくなる可能性があります。
仕事が楽しくないと感じたまま毎日を過ごしていると、仕事をすることや出勤することが憂鬱になり、最悪の場合は精神的な病気になる可能性もあるため、十分に注意が必要です。
スキルアップできない
仕事が楽しくないという感情のまま作業をこなしていると、ビジネススキルが身につかないため、社会人としてステップアップできません。
憧れの先輩がいたり、特定のスキルを身につけて新たな仕事に挑戦したりといったポジティブな感情も抱けず、仕事そのものへの興味がなくなるため、最低限の業務だけをこなして過ごすようになってしまいます。
真剣に仕事に取り組んでいればスキルアップできた可能性がある方でも、仕事が楽しくないといったマイナスな感情を持ち続けて仕事をすれば、自分の成長を自分で妨げることにつながります。
同僚とコミュニケーションを取れなくなる
「仕事が楽しくない」とマイナスな感情を持つと、一緒に仕事をする同僚や勤めている会社に対して、精神的な距離ができます。
同僚が真剣に仕事をしていても共感できず、「この仕事は楽しくない」「やる気がない」という感情が同僚にも伝わってしまい、コミュニケーションをとる機会も減るでしょう。
同僚との十分なコミュニケーションを取れないと業務が円滑に進まなくなるため、仕事に対する意欲が減るという悪循環になります。
自分を否定する
仕事が楽しくないという感じるまま過ごしていると、仕事で成果をあげられなくなり、当然評価もされなくなります。
仕事は収入を得るための手段のひとつであり、人生の全てではありません。
しかし、生活のなかで多くの時間を割くコミュニティで評価を得られないと、自分自身を否定する感情が生まれ、徐々に自己肯定感が下がります。
仕事が楽しくないときの対処法/解決法
仕事が楽しくない原因となっている問題を明確にして、解消する方法を検討しましょう。
仕事が楽しくない状態で働き続けていると、精神的に悪影響を及ぼすうえにキャリアアップやスキルアップができないため、収入の低下にもつながります。
そこで、仕事が楽しくない時の対処法を紹介します。自分が実践しやすいものを選んで対処しましょう。
上司に悩みを相談する
「仕事が楽しくない」といった率直な悩みでも相談しやすい上司がいれば、仕事が楽しくない原因を解消できたり、悩みやストレスを溜め込まずに仕事ができたりするでしょう。
上司と良い関係を作るためには、上司に「手伝う仕事はありますか」など声をかけたり、上司にこまめに相談したりと、積極的に会話をしましょう。
信頼関係が築ければ、「上司のために頑張ろう」「上司に認められるような仕事をしよう」などの向上心を持てるようになるでしょう。
仕事の悩みを相談できる相手がいれば、仕事が楽しくないという悩みを解消できるうえに、モチベーションも維持できるようになるなります。
仕事の成果をあげられたり、スキルアップできたりといったメリットも得られる可能性が高いです。
人に意見を求める
同じ会社の人間ではなく、友人や知人、家族に相談し、意見を聞いてみる方法も有効です。
また、会社のことを話すことで頭のなかが整理できて、どのような行動すれば良いのか見えてくることもあります。
仕事と無関係の人物であれば、遠慮せずに自分の考えを話せるでしょう。自分の考えとは異なる角度で意見してもらうことで、新たな発見があるかもしれません。
仕事をする意味を見つける
毎日「仕事が楽しくない」と考えていると、感情をコントロールできなくなることがあります。
仕事が楽しくないと考えると仕事をする目的が分からなくなることが多いため、自分がなぜ仕事をしているのか、目的を考えてみます。
例えば、物を作る仕事の場合は自分がやるべき作業を丁寧に行うことによって、一緒に物づくりをする人も作業が円滑になったり、作ったものによってお客さんが喜んでくれたりといったことを考えれば、仕事をする意欲もわいてくるでしょう。
仕事だけを見るのではなく、仕事をした先にどのようなことが起こるのかまで見ることによって、楽しくないという感情がなくなる場合があります。
楽しさと楽を勘違いしていないか考える
仕事に対して、全て受け身でいることは「楽」な状態だといえます。
仕事をしているなかで、何が原因で楽しくないと感じているのか明確にして、「楽しさ」と「楽」ということの意味を勘違いしていないか、自分の考え方を見直してみることも大切です。