仕事が楽しくないという気持ちを抱いたまま働いていると、勤務先にも自分にとっても良い影響がありません。そこで、仕事が楽しくないと感じる原因や、仕事が楽しくないという感情のまま働き続けることのデメリット、対処法について詳しく解説します。
仕事が楽しくない理由は?主な原因12個
仕事が楽しくない理由は様々ですが、漠然と「楽しくない」と考えているだけで、理由が明確に分からないという方も多いのではないでしょうか。
仕事が楽しくない理由は明確に分からないものの、「なんとなく仕事を楽しいと思えない」という理由で転職するというのはもったいないといえます。
また、転職をする場合でも、転職活動をするにあたって自己分析をするためにも、仕事が楽しくない理由を明確にしておく必要があるでしょう。
そこで、仕事が楽しくないと感じてしまう主な理由を紹介します。
職場の人間関係
仕事が楽しくないと感じる原因は、人間関係が悪く仕事に集中できないといったことが挙げられます。
悩みの多くは人間関係が原因だといわれることもあり、多くの場合は人間関係の悩みが解消されれば、仕事を楽しめるようになるかもしれません。
人間関係のトラブルは「自分1人が努力しても何も変えられない」と考え、すぐに退職するのはもったいないでしょう。
人間関係が良ければ現在の仕事が自分に向いており、毎日仕事が楽しいと思えるかもしれないのです。
そのため、転職や退職をせずに別の部署に移動するといった方法を検討しましょう。
しかし、なかには人と接することが苦手で馴染めず、対人関係に悩んでいて仕事を楽しむ余裕がないというケースもあります。
職場にいる人が原因ではなく、人と接することそのものがストレスになっている場合には、人と接することが少ない仕事に転職した方が仕事を楽しめる可能性が高いです。
仕事にやりがいを感じられない
自分にとって、今やっている仕事が簡単で難易度が低く、達成感ややりがいを感じられないことから「仕事が楽しくない」と思っている場合には、自分のスキルに見合った仕事ができるように工夫しましょう。
自分にとって今やっている仕事が簡単と感じる場合には、スキルアップを目指せる可能性があるということです。
難易度が低く簡単な作業だけを淡々とするこなすよりも、自分にしかできない仕事を任せてもらえるように掛け合って、スキルアップやキャリアアップを目指しましょう。
特に、中堅企業もしくは大企業の場合には、「自分だからこそできる仕事」を積極的に作ることによって、「この仕事はこの人にしかできない」という印象を周囲に与えられます。
結果、リストラや左遷対象となるリスクもなくなるでしょう。
しかし、なかには仕事が簡単でやりがいを感じられていないことを、自覚していない方もいます。
仕事で叱責されることが少ないという場合には、自分にとって簡単すぎる仕事だけをしており、やりがいを感じられていない可能性が高いです。
現在の会社では地位が高く、他にできる仕事がない、さらに大きく責任がある仕事をしていきたいと感じる場合には、キャリアアップのためにも転職を検討したほうが良いでしょう。
ルーティンワークに飽きている
ルーティンワークで新しい仕事を任せてもらうこともなく、「仕事が楽しくない」と感じるケースも多いです。
ルーティンワークが原因で仕事が楽しくないと感じてる場合には、仕事に対するモチベーションが下がる一方であり、スキルアップもキャリアアップも見込めません。
ルーティンワークから抜け出すために、現在やっている仕事は本当に自分がやるべき仕事かどうかを再確認しましょう。
毎日ルーティンで行っている作業のなかで不要な作業がないかを確認し、やりがいがあり新鮮さを感じられる仕事だけを残すといった工夫が必要です。
仕事内容がすぐに大きく変わるわけではありませんが、少しずつ改善できるように意識しましょう。
仕事ぶりを評価してもらえない
仕事をするなかで、自分が納得できない評価を受けることはあるでしょう。
例えば、真剣に仕事をして成果を上げても正しく評価されず、給与が上がらないと、働くことへの意欲が低下して徐々にやる気もなくなります。
職場環境が悪かったり、上司との折り合いが悪かったりすることで「自分の頑張りが評価されていない」と感じると、仕事そのものが楽しくないと感じてしまうことがあります。
理想と現実のギャップがある
入社前に「このような仕事がしたい」「こういう会社に入社したい」と理想を抱いて入社し、働き始めてから「思い描いていた仕事とは違う」「職場環境が悪い」などギャップがあり、仕事が楽しくないと感じるケースは少なくありません。
働きたかった部署とは異なる部署に配属されたり、想像していた仕事とは違ったりといったことがあれば、仕事に対する意欲が下がり、楽しくないと感じてしまうでしょう。
職種や業界に興味がない
職種や業界に興味がなく、生活費を稼ぐために仕事をしていても楽しいわけがありません。
興味がない仕事をしていても刺激がなく、やりがいも感じられないでしょう。
職種や業界に興味がなく仕事が楽しくないと感じる場合には、興味を持てる職種や業種に転職する方法が有効です。
勤務時間が長い
仕事量が多かったり、自分のスキルに見合っておらず仕事が難しかったりする場合は、効率良く仕事が終わらず、残業になり勤務時間も長くなります。
また、忙しく仕事をするなかで上司から叱責されたり、スキルを認めてもらえなかったりといったことが重なると、精神的なストレスにもなるでしょう。
勤務時間が長くストレスを発散する機会がないうえに、業務時間内にもストレスを感じ続けると、自分が「会社にとって役に立たない従業員だ」と自分自身を否定することになり、仕事を楽しむ余裕がなくなります。
休暇を取れない
楽しく仕事をするためには、ワークライフバランスが大切です。
休暇が少ないと、趣味の時間や家族、友人、恋人と過ごす時間が少なくなり、プライベートと仕事の両立ができません。
特に、家族がいる場合には、休暇は非常に重要です。
さらに、休暇が取れないとストレスも発散できず疲れが溜まるため、仕事や会社に対しても不満が積もります。
休みがとれない/就業規則で休暇が少ないことと、仕事が楽しくないと感じることには、大きな関連性があるのです。
仕事量が少ない
仕事量が少なくやることがない、自分が担当する業務がないと、仕事がつまらないと感じます。
向上心がある方や、やりがいを求めて入社した方は、自分にとって簡単だと感じる仕事だけを繰り返しているとスキルアップできず、仕事が楽しくないと感じてしまうでしょう。
ある程度のスキルや知識、キャリアがある人は仕事量が少なく退屈だと感じると、退職を検討するケースもあります。
仕事の結果が出ない
頑張っても結果が出ないと、仕事が楽しくないと感じることがあります。仕事の結果が出ないと、「自分は会社にとって迷惑な存在なのでは」と不安を覚えることもあるでしょう。
不安を抱えたり焦ったりしている状況では、仕事を楽しいと思う余裕もなくなります。
給料が少ない
仕事量や仕事内容に対し、給料が少ないと感じている場合、仕事そのものが楽しくないという感情を抱くことにつながります。
仕事内容に見合った給料をもらえるかどうかは、仕事をするうえで非常に重要なポイントです。仕事内容に給料の金額が見合っていないと、モチベーションも保てません。
さらに、仕事内容に給料が見合っていないという以外にも、そもそも給料が低いという場合、プライベートで使えるお金も少なくなり生活に余裕がなくなることから、仕事を楽しむ余裕もなくなります。
頑張る理由がない
仕事が楽しくない場合、仕事にやりがいを感じられていない可能性が高いです。
「仕事を頑張る理由がない」と感じている場合は、考え方を変える必要があるでしょう。
自分が給料をもらえるのは、自分を必要とする仕事があるからです。
誰の役にも立たないような仕事は存在しません。
そのため、仕事のやりがいは自分で見つけなければならないのです。
スキルアップにやりがいを感じる、誰かの役に立つ仕事をしているのか考える、チームで成果をあげたい、家族のために働くなど、仕事のやりがいは人それぞれ異なります。
仕事に対する考え方ひとつで、楽しいと感じるか、楽しくないと感じるかが変わるのです。
仕事が楽しくないと思う場合には、自分の価値観を変化させる努力をしましょう。
価値観を知るためには、自分がどのように仕事をしていきたいのかを明確にすることが大切です。
どのような仕事をしたいのか、反対にどのような仕事をしたくないのかを考えると、自分にとって必要な仕事が明確になるでしょう。
仕事に頑張る理由が見つからず楽しくないと感じる場合には、自己分析から始めましょう。