黒い斑点がある甘〜い完熟バナナ、少し青めの未熟なバナナ。どちらが腸活におすすめか知っていますか?
バナナは、熟度によって「糖質の種類」が変化し、期待できる腸活効果も異なってくるので、バナナをよく食べる人は知っておいて損はないでしょう。
本記事では、管理栄養士である筆者が、バナナに含まれている腸活成分、腸活におすすめの熟度をご紹介します。
◆腸活には“青めバナナ”がおすすめ
バナナは熟すと甘みが増しますよね。
未熟な青めのバナナには、デンプンが多く含まれており甘さがあまりありません。熟すとデンプンが分解されてブトウ糖などの単糖類が増えるので甘いと感じるようになります。
青めのバナナに多く含まれているのが「レジスタント(消化されにくい)スターチ(デンプン)」で、小腸で消化されずに大腸まで届くのが特徴です。
レジスタントスターチは、便のかさを増やしてお通じをよくする“不溶性食物繊維”と、善玉菌のエサとなり腸内環境を整える“水溶性食物繊維”、両方の働きをもつので「ハイパー食物繊維」と呼ばれています。
つまり、青めのバナナを食べると「ハイパー食物繊維」がとれるので、腸内環境を整える効果が期待できるのです。腸活をしている人は青めのバナナを選びましょう!
またバナナは、食後の血糖値の上昇が穏やかで腹持ちが良いとされているので、ダイエット中の人にもおすすめです。