パワハラ上司に仕返しするメリット・デメリット
パワハラはやる側の上司に100%問題があり、許されるものではありません。
ですが、そんなパワハラ上司に仕返しすることは、メリットばかりではないのです。
ここからは、パワハラ上司に仕返しするメリット・デメリットをチェックしていきましょう!
パワハラ上司に仕返しするメリット
■ 上司のパワハラが軽減する
仕返しされたパワハラ上司は「これ以上パワハラを続ければさらにひどい仕返しをされるかも」「自分の立場が危ない」と考え、パワハラを控える傾向にあります。
また、無意識にパワハラをしていた上司なら、仕返しされることで自分の行為を反省し態度を改めるかもしれません。
このように、パワハラ上司に仕返しをする一番のメリットは「上司のパワハラ行為を抑制できる」ことです。
この他、あなたが仕返しをすることで会社全体に「パワハラは悪いことだ」という意識が芽生え、社内の空気もいい方向に変わる可能性があります。
■ 助けてくれる人が増える
陰湿な手法でパワハラを行う上司の場合、周囲の人たちはあなたがパワハラ被害に遭っていることに気づいていないケースがあります。
しかし、あなたがパワハラ上司に仕返ししようとすることで周囲の人たちはあなたが被害者であることに気づき、助けようと力を貸してくれるかもしれません。
味方が増えれば知恵も増え、仕返しが成功する可能性も上がります。
仲間ができれば一人でパワハラに耐えるよりもずっと気が楽になるはずです。
■ あなたの気持ちがスッキリする
パワハラ上司によってつけられた心の傷は、なかなか癒えることはありません。
しかしパワハラ上司に仕返しをすることで「きちんと報復して終わらせた」と思うことができるため、比較的早く気持ちの整理が付けられます。
反対に仕返ししなかった場合、いつまでも「あの時こうしていれば…」と考えてしまい、ずるずると後悔してしまうことも。
仕返しが成功する・しないに関係なく、自分の気持ちに区切りをつけるために仕返しをするという人も少なくありません。
パワハラ上司に仕返しするデメリット
■ パワハラが激化する
仕返し方法を間違えたり、周囲や会社がパワハラ撲滅に非協力的だったりした場合、あなたが仕返しをすることでパワハラ行為がさらに激化する可能性があります。
パワハラ上司にとって部下から仕返しされることはもっとも屈辱的な行為なので、上司は「さらにパワハラを強化して仕返しする元気すらなくしてしまおう」と考えるのです。
そのため、仕返しをする際はできるだけパワハラ上司に反撃されないよう工夫することが重要となります。
■ すぐには結果が出ないこともある
場合によっては、仕返しをしてもすぐには効果が出ないこともあります。
パワハラ被害者はすでに心身ともにかなり疲弊していることも多いため、仕返し成功までに時間がかかるのは正直大きなデメリットといえますね。
しかし、できるだけ時間がかからない方法を選んだり、結果が出るまで一緒に励ましてくれる仲間を見つけたりすることで、デメリットを緩和することが可能です。
自分の状態や上司に適した仕返し方法を見つけて、できるだけ短期間で結果が出せるように努力しましょう。
■ 方法を間違うと信頼を失う
単にパワハラ上司をこらしめるだけなら、方法はいくらでも存在します。
ですが、結果が見込めるからと人情を欠いた方法で仕返しをすると、今度はあなたが周囲から評判を落とす結果となるので要注意。
特に、自分もされたからといって、パワハラ上司を徹底的に攻撃する行為は絶対にNGです。
どんなに腹が立っても仕返しは合法的に行ってくださいね。