福島県へ移住する人が増えている理由

福島県で田舎暮らしがしたい!みちのくの玄関口・福島の魅力や移住支援制度も紹介
(画像=『移住したい』より引用)

福島県へ移住する人は、年々増加傾向にあります。移住者が増えている理由のひとつとして、自然の豊かさが挙げられます。
福島県には日本国内において3番目に広い面積を有すると言われている猪苗代湖(いなわしろこ)があります。自然がつくりだした造形美や、透明度の高い綺麗な水が特徴的で、その美しさは日本百景にも選ばれるほどです。
猪苗代湖周辺には、絶景スポットもたくさんあり、遊覧船に乗りその景色を堪能することもできます。ほかにも県内各地で自然を感じられる場所があるため、充実した田舎暮らしが送れることでしょう。

また、福島県は先輩移住者との交流も盛んです。オンライン交流会や実際に福島県を訪問してツアーやセミナーに参加するという方法があります。都心部から移住してきた方、または二拠点生活をしている方など、自分と似た境遇の方とお話することで、具体的な移住のイメージが沸きます。
都心に暮らしていて、なかなか福島県に足を運べないという方のために、東京でも移住相談会を積極的に開催しています。仕事帰りでも立ち寄れるような時間設定で開催している点も、福島県への移住の後押しに貢献しているでしょう。

また、福島県の7つのエリアに在籍している移住コーディネーターが、相談者のニーズに合う地域とのマッチングを行ってくれます。「福島県に移住したいけど、自分にはどの地域が合っているのか分からない」といった方に嬉しいサポートですよね。

このように、自然の豊かさや移住支援が充実している点から、福島県には移住者が増加しているということが分かります。
サポートの手厚さはやはり移住へと踏み切る第一歩となりますよね。新事業や起業を応援する支援制度なども豊富にあるので、福島県の自治体ホームぺージでチェックしてみてくださいね。

2021年度の移住世帯が過去最多1500世帯超え

福島県で田舎暮らしがしたい!みちのくの玄関口・福島の魅力や移住支援制度も紹介
(画像=『移住したい』より引用)

福島県では、完全移住に加え二拠点で暮らす方を対象として平成18年度より人口の集計をはじめています。そして2021年、移住世帯数が過去最多の1,500を超えたと発表しました。2020年度は約720世帯ほどだったのが、2021年には800を超える世帯が移住したという結果となっています。

1,500世帯にもおよぶ移住者は、福島県のどの地域に住み、どのくらいの年代が多いのかについて見ていきましょう。

地域別・年代別に見る移住世帯数

福島県へ移住した人がもともと住んでいた場所は、東京・神奈川県・千葉県・埼玉県が半数以上を占めています。新幹線に乗ると都心部まで約1時間30分と、決して通勤できない距離ではない点も移住地として人気の理由でしょう。
福島県は「浜通り」「中通り」「会津地方」という3つの地域に分けられていますが、その3つの地域の中で最も移住者が多いのが「浜通り」という結果が出ています。浜通りには、福島県最大の都市と言われている「いわき市」があるため、利便性の高い地域です。通勤・通学するのに適しており、買い物などの不自由もないことから移住地として多くの方に選ばれているのでしょう。
次に移住者が多いのが「中通り」、3番目が「会津地方」となっています。会津地方は東西南北を山に囲まれた山岳地帯です。浜通りや中通りほどの利便性を持ち合わせていませんが、田舎暮らしをしたいと希望している方にとっては最適な移住地となっています。利便性を重視せず、本格的な田舎暮らしをしたいと思っている方には会津地方がおすすめです。

年代別に見ると、福島県の移住者で最も多いのは20代以下という結果が出ています。この結果から、30代・40代の子育て世帯の移住が多いことが考えられます。
また、福島県では子育てしやすい環境が整っているということもうかがえますよね。実際に福島県が運営している「子育て応援ポータルサイトすくすくひろば」では、市町村別の子育て制度や、年齢別の悩み、いざというときのこどもの医療など、子育てに関する情報を幅広く紹介しています。
「移住したいけど、子育てについて相談できる人がいない」と不安を抱えている方でも、福島県の自治体のサポートを積極的に利用することで不安が軽減されるでしょう。

テレワークの普及で若者を中心に移住者が増加

コロナ禍の影響で、“テレワーク”という働き方が定着してきたことから、地方に移住するひとが増加しています。福島県はとくに都心部へのアクセスも良好なために、移住地として選ばれるケースが多いようです。
豊かな自然や、美味しいグルメ、歴史に触れられる福島県は魅力がいっぱいです。若者の移住が増えることで、さらなるまちの活性化も期待できます。