この記事では、福島県の歴史スポットや花の名所、美味しいグルメなど、福島県が持つさまざまな魅力についてご紹介します。あわせて福島県が実施している移住支援制度についても解説していますので、福島県で田舎暮らしがしたいと思っている方はぜひ参考にしてください。

みちのくの玄関口・福島県の魅力!

福島県で田舎暮らしがしたい!みちのくの玄関口・福島の魅力や移住支援制度も紹介
(画像=『移住したい』より引用)

東北の最南端に位置し、「みちのくの玄関口」と呼ばれている福島県。福島県は、北海道、岩手県に次いで3番目に大きな面積を有しており、エリアごとに多種多様な特徴を持つまちです。また、新幹線に乗れば都心部から約1時間30分ほどでアクセスできる点も移住地として人気の理由です。
ここでは、福島県がもつ魅力をご紹介していきます。編集部が思う福島県の魅力は下記の5つです。

  • 歴史と自然が融合する場所
  • 江戸の風情を感じられる鶴ヶ城・大内宿
  • 白虎隊が学んだ會津藩校日新館
  • 花見山や三春滝桜など花の名所も
  • 全国有数の米どころでご当地グルメも満載

それではそれぞれの魅力について詳しく解説していきます。

歴史と自然が融合する場所

福島県には戊辰戦争の舞台となった鶴ヶ城をはじめ、全国的にも有名な歴史スポットが点在しています。多くの歴史や文化が根付いており、福島県の各地で歴史にちなんだ行事も数多く開催されています。また、福島県は豊かな自然に恵まれている点も魅力です。自然を活かしたさまざまな観光スポットには、マリンスポーツやキャンプなどアウトドア好きな方も楽しめる施設が多くあります。深い歴史、そして自然が融合したまちである福島県は移住希望者からの注目度が高いこともうなずけます。歴史好きの方、週末は自然に触れてリフレッシュしたい!という方にぴったりな移住地ではないでしょうか。

江戸の風情を感じられる鶴ヶ城・大内宿

幕末から明治維新の歴史を語る上で外すことのできない会津は、現在の福島県会津若松市をさします。数々の悲劇を生み出した会津の歴史の中でも、もっとも有名な「戊辰戦争」の舞台となったのが会津若松市にある鶴ヶ城です。

福島県で田舎暮らしがしたい!みちのくの玄関口・福島の魅力や移住支援制度も紹介
(画像=『移住したい』より引用)

約1カ月間にわたって繰り広げられた激戦の末、鶴ヶ城が開城したことで、その名を天下に知らしめました。

現在、鶴ヶ城天守閣の内部は「鶴ヶ城天守閣博物館」として一般公開されており、会津で起こった事件の様子などが数々の展示や資料で学べます。
冬には「会津絵ろうそくまつり ゆきほたる」というイベントが開催され、鶴ヶ城を筆頭に市内各所が会津絵ろうそくで彩られます。春にはさくらまつりが開催され、秋の紅葉の時期にはライトアップイベントがあるなど、どの季節に訪れても鶴ヶ城の異なる魅力に出会えることでしょう。

江戸時代に会津西街道の宿場町として栄えた「大内宿」は、福島県南会津の人里離れた山間部にあります。

福島県で田舎暮らしがしたい!みちのくの玄関口・福島の魅力や移住支援制度も紹介
(画像=『移住したい』より引用)

茅葺屋根の家屋が建ち並ぶ街並みは、思わずシャッターを切りたくなるほど素敵で、ノスタルジックな雰囲気は、訪れる人をどこか懐かしい気分にさせます。

全長約1キロある大内宿の区間には、食事処やお土産屋さんがずらりと並んでいます。名物の「栃餅」を軒先でお茶と一緒にいただくと、まさに江戸時代にタイムスリップしたような感覚になりますよ。
秋は紅葉スポットとしても人気が高いです。冬は茅葺屋根が真っ白な雪におおわれ、幻想的な雰囲気を醸し出します。季節ごとに魅力的なお祭りも開催しているのでぜひ訪れてみてくださいね。

白虎隊が学んだ會津藩校日新館

福島県で田舎暮らしがしたい!みちのくの玄関口・福島の魅力や移住支援制度も紹介
(画像=『移住したい』より引用)

1800年代の会津に住んでいた子供たちは、10歳になると文武を学ぶ総合学校「會津藩校日新館」に入学するきまりとなっていました。そしてその「會津藩校日新館」で、16歳、17歳を迎えた少年たちで構成された組織が「白虎隊」です。

この白虎隊は、主に警護の身で予備隊として位置付けられていましたが、戊辰戦争の戦場が会津に移ったことで、突如戦火の中に身を投じることとなった悲しい歴史があります。現在「會津藩校日新館」は、食事や宿泊もできる施設となっています。
白虎隊の歴史を知るとともに、座禅や茶道、弓道などの体験も可能です。ぜひ宿泊して白虎隊の歴史に触れてみてください。

花見山や三春滝桜など花の名所も

福島県には、花の名所がいくつか存在します。

福島市にある「花見山公園」は、阿部一郎氏が70年にわたってつくりあげており、1年を通してさまざまな種類の花が楽しめます。

福島県で田舎暮らしがしたい!みちのくの玄関口・福島の魅力や移住支援制度も紹介
(画像=『移住したい』より引用)

とくに春先には花見山公園周辺は、ウメやソメイヨシノ、ハナモモ、レンギョウと言った花が一斉に咲き、辺り一面が淡いピンク色に染まります。花見山の頂上に登れば、福島市街地の風景も合わせてたのしめるため、春になると多くの人が訪れる人気のスポットです。

そしてもうひとつ紹介したい花の名所は、福島県田村郡三春町にある「三春滝桜」です。

福島県で田舎暮らしがしたい!みちのくの玄関口・福島の魅力や移住支援制度も紹介
(画像=『移住したい』より引用)

三春町のシンボルとして、多くの人々に愛されている三春滝桜は、たくさんの小さな花が流れ落ちる滝のように咲いていることから名づけられました。国の天然記念物にも指定されているほど美しい出で立ちは多くの人を魅了しています。

全国有数の米どころでご当地グルメも満載

福島県は、米の作付面積、生産量ともに全国で第6位の位置づけとなっています。

とくに福島県の会津地方は、山に囲まれた環境であることから、美味しいお米ができる条件が揃っています。ミネラル豊富な天然の伏流水や、激しい寒暖差が、大粒でつややかな米をつくりだすのだとか。
「会津産コシヒカリ」や「会津産ひとめぼれ」は、日本穀物検定協会「米の食味ランキング」で最高評価の「特Aランク」を獲得しています。

ほかにも福島県では、気候に合わせて異なる特色を持つオリジナルブランドのお米を販売しています。
福島県のいわき市では、「Iwaki Laiki」というお米がつくられています。
「東北のハワイ」とも呼ばれているいわき市なので、ブランドの名前に入っているライキは、ハワイの言葉で「神聖な食べ物である米」という意味なのだそう。Iwaki Laikiは、パッケージも可愛らしいので贈り物にも喜ばれます。
さっぱりと食べやすいのが特徴で、こちらも最高ランクAを獲得しています。
福島県は、お米が大好きな方や、お米にこだわりがある方にぴったりの移住地ではないでしょうか。

お米のほかにも福島県には美味しいご当地グルメが満載です。ふくしま餃子をはじめとし、極太麺と濃厚ソースが特徴的ななみえ焼きそば、クリームボックスに喜多方ラーメン、会津ソースカツ丼など、名前を聞くだけでも生唾もののラインナップです。
グルメ通な方や、美味しいものに囲まれて生活したいと思っている方にとって福島県での暮らしは最適といえるでしょう。