◆消毒液の写り込み、トイレでの自撮りは“やる気がなさそう”

マッチングアプリは恋活・婚活の目的で使っているわけで、会ってみたいと思われるように、自分をよく見せるようにしたいですよね。しかし宮崎さんによると「写真に生活感が出過ぎているとだらしない印象になる場合もある」そうです。

マッチングアプリダメ写真
写り込んでしまった消毒液や照明のスイッチ(そしてマスク着用)
写真で再現してみると確かに、背景に消毒液など生活感が出過ぎるものが写り込んでいたりすると、やる気がなさそうに見えますよね。車の中で自撮りしているという方もいますが、同様です。

今のスマホのカメラは性能が高いため、画質が粗い写真も悪目立ちします。たとえば免許証の写真をスマホで撮って拡大して使っている方や、何かの集合写真を自分のところだけ拡大して使っている方は印象が悪いです。

マッチングアプリダメ写真
免許証の写真をスマホで撮って拡大/集合写真で自分のところだけ拡大
そして多いのが、トイレや洗面台の鏡に映った姿を撮影する、という自撮りです。髪がボサボサ、疲れて清潔感がないのも、当然印象は悪いです。

マッチングアプリダメ写真
トイレや洗面台の鏡で自撮り/髪がボサボサで疲れた印象の写真
いい写真がないからといって、適当に済まそうとする人をわざわざ選ばないでしょう。

◆画像加工は、がっつりからナチュラルに移行ぎみ

プロフィール写真を“盛る”ために、画像加工アプリを使う方も多いですよね。photojoyの宮崎さんによると、カメラアプリを使う際も、最近ではナチュラルに加工されるものが好まれているのだそうです。

マッチングアプリダメ写真
一時期、カメラアプリ「SNOW」での加工が流行しました。SNOWを使った、“会ったら別人”という詐欺写真はマッチングアプリ内にあふれています。

同時に、SNOWで小顔にすると背景が歪む、肌色を補正すると色が全体的にくすむなど、人々の画像加工を見やぶる目も肥えてきました。最近はナチュラルに盛れる「meitu」などのカメラアプリが人気です。

マッチングアプリダメ写真
隣の人をスタンプで隠したり、アプリで加工しすぎたりするのは時代遅れ感が
ナチュラルな写真が好まれているのに対し、アプリで加工しすぎたり、集合写真で隣の人をスタンプで隠したりといった写真は流行遅れです。

傾向としては地方ユーザーにこうした“過度の加工”が多く見られるのですが、地方ならなおさらちゃんとした写真を使うことで好印象になりやすいでしょう。