最近は外で飲むのを控える分、自宅で飲む人が増えているようです。

自宅では終電も気にしなくていいので、つい飲み過ぎてしまいがちに。

今回は二日酔いの運動のありなし、二日酔い解消に効果的なヨガポーズについてヨガインストラクターがご紹介します。

二日酔いの運動は軽いヨガまでOK

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

二日酔いの時に軽くヨガでストレッチするのはリフレッシュになりますが、汗をかくほどの激しい運動はオススメしません。

二日酔いになってしまうと頭もぼんやりしてしまい、「運動で汗を流したら、スッキリするかも!」と思う人は多いですよね。

ですが、それは想像以上にキケンな行為です。

二日酔いに運動がNGな理由①:脱水症状

二日酔いでの激しい運動は、脱水症状の原因になってしまいます。

二日酔いのカラダは、アルコールの多量摂取により水分不足でカラカラ。

水分不足な時に激しい運動をして汗をかいてしまうと、さらに脱水症状をひき起こしてしまう可能性が高いのです。

そして二日酔いのカラダの中は、頭痛や気分の悪さの原因となるアセトアルデヒドが生成されている状態。

アセトアルデヒドとは?
お酒を飲んだときに発生する有害物質

アセドアルデヒドを排出するためには、水分補給をして尿として排出しなければなりません。

「汗で二日酔いの毒素を出そう」と思うかもしれませんが、汗からアセトアルデヒドは排出されず、体内の水分を奪うだけなので注意しましょう。

二日酔いに運動がNGな理由②:ケガをしやすい

二日酔いの状態での運動は、ケガの原因になります。

二日酔いのカラダは、まだ体内にアセトアルデヒドが排出されずに残っている状態です。

アセトアルデヒドは脳神経にも作用するため、体内に残っていると判断能力や運動機能も普段より低下しまうことに。

判断能力、運動機能がともに低下している二日酔いの状態で運動すると、ケガをしやすいので注意してください。

二日酔いでも軽いストレッチならOK

二日酔いでも、軽いストレッチ程度ならOKです。

二日酔いの日は基本的に水分補給をたくさん行い、アセトアルデヒドを排出しつつ、ゆっくり休むのがベスト。

ですが、ずっと寝たきりでもカラダの循環が悪くなってしまうので、軽いストレッチで血行促進し、毒素の排出を促すのはいいこと。

二日酔いの日は、簡単なヨガポーズなどの軽いストレッチがオススメです。

二日酔いしにくいカラダ作りはできる?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

二日酔いは遺伝的な要素が強いので、二日酔いしにくいカラダ作りは難しいでしょう。

二日酔いの原因は、頭痛や気分の悪さの原因となるアセトアルデヒドが体内で生成されたことによるもの。

このアセトアルデヒドは、体内のアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって無害な物質に分解されます。

その中の一種であるALDH2がお酒が強いか弱いかに大きく関係しており、これは遺伝子によって異なります。

ですから、二日酔いは遺伝的な要素が強く、訓練して強くなれるものではありません。

お酒に弱い人は、無理して飲まない方がいいでしょう。