成績をロクに見ずに印象で決めてしまうケースもあります。とりわけゴールデングラブ賞などで起きがちですが、守備が巧い選手でなく、その年に活躍した人に票を投じたり、自分がたまたま見た試合で好プレーをした選手を選んでしまうもの。後から数字を見て青くなるパターンです。
その他に以前、古参の記者から『満票というのは100点ということ。もっと上を目指してもらうためにあえて他の選手に票を入れた』という話を聞いたことがあります。一理ありますが、それならきちんとファンに向けてその旨を説明するべきでしょう」(週刊誌スポーツ担当記者)
自分の投じた票が、何十万、何百万人の野球ファンの目に止まり、宮崎に票を入れた記者は悦に入っているのだろうか。ただ、こうしたふざけた投票には、現場の記者も憤っている。
「毎年のようにおかしな票が入るのに記名制に踏み切れないのは、『番記者が取材をやりにくくなるから』というのが一説。チームによって担当記者の人数が違うので、記名制になるとかえって票に偏りが出ることも考えられるからです。
ただ、多くの記者は『記名制でも構わない』と思っているんです。おかしな票は賞の価値を減ずるわけで、野球ファンにそっぽを向かれれば自分の仕事の価値も下げてしまいますから。それでもふざけた票が入るのは、“記名制への議論が進まないことへの抗議の1票ではないか”と、現場では囁かれています。もっとも、そうであって欲しいというレベルの話ですが……」(前出・スポーツ担当記者)
記名を嫌う記者には辞退してもらうべきでは!?
提供・日刊サイゾー
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