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田舎暮らしをして、自然の中で自給自足をし、俗世間から離れて暮らしたいという考えを持っている人もいらっしゃるでしょう。しかし大半の方が移住後も仕事や買い物などでインターネットを活用したいと考えているはずです。
ただ、田舎の地域によってはネット環境が都会と大きく違う事もあります。今回は田舎暮らしでの快適なインターネット生活を送る方法を紹介していきます。
田舎でネットを使う方法は主に5種類
田舎暮らしを行う際に必ず必要となるのが、インターネット環境です。田舎暮らしをしていく中で動画視聴やネット通販、さらには仕事を行う上でもネット環境は重要です。ここでは田舎暮らしでも活用できる5種類のネット環境を紹介します。
光回線
光回線は光ファイバーを利用した通信手段で従来の電話回線などよりも通信速度が速く、かつ長距離の通信にも適しています。光回線の最大の特徴は通信速度が速いことです。
従来、通信回線として広く利用されてきたADSLは速くても最大50Mbps程度でしたが、光回線の通信速度は一般的なもので、最大1Gbpsとその差は20倍です。
光回線では動画の視聴や大容量データのやり取りが短時間で可能となりデータを安定して送受信することが出来ることも特徴的です。
光回線なら、ストレスのないネット環境で生活できることでしょう。
ホームルーター
ホームルーターはモバイル回線を使ってインターネットに接続するルーターです。ホームルーターの最大の特徴は工事が不要で、契約・購入した後はコンセントにさせば、すぐにWi-Fiの電波が発生します。工事の日数や費用を掛けることなく手軽にインターネット生活が出来るのがメリットです。
設定も簡単で通常のフリーWi-Fiを設定する要領で簡単接続が可能です。さらにモバイルルーターや固定回線より料金が割安な場合も多く、お家でのインターネットを手軽に始めるならホームルーターもおススメです。
モバイルルーター
モバイルルーターはインターネットに接続するために使う小型で軽量な通信端末で持ち運びが可能なルーターです。非常に小型でバッテリー稼働の為、自宅でも外出先でも時間と場所を選ばず、インターネットに接続できることが最大の特徴です。
さらに1つのモバイルルーターでは機種にもよりますが、通常は端末を10台程度同時接続できる仕様になっているので、スマホやPCなど同時にインターネットに接続することが可能ですが、通信回線はその分、遅くなってしまうのがデメリットです。
海外旅行など、スマホの通常の通信では高額になってしまう場合にもモバイルルーターは重宝します。ただ、通信制限が掛かる機種がほとんどなので大容量のデータ送受信にはあまり向きませんし、ホームルーターに比べると料金が高くなるのがデメリットです。
ケーブルテレビ
ケーブルテレビに契約しているなら、ケーブルテレビインターネットも選択肢のひとつです。ケーブルテレビでは、テレビ放送で使用する同軸ケーブルに加えて回線を組み合わせることでインターネットの仕様が可能になります。ケーブルテレビのネット回線のほとんどが光ケーブルを使用していますが、放送局から各家付近の電柱などに設置してある変換器までは光ケーブルで繋いでいるものの、変換器から家までは同軸ケーブルで接続されているので光回線夜も通信速度が劣ってしまうのが難点です。
しかし最近では通信速度も高速になりつつあり、テレビや電話に最近では電気料金などケーブルテレビ会社で行っているサービスとのセット割もあるので、お得です。
また光回線が届いていない山間地域などでは、光回線を家まで引くよりかは、ケーブルテレビを導入する方が安上がりになります。
スマホのテザリング
最も簡単なインターネット接続方法として、ご自身がお持ちのスマホでのテザリングがあります。スマホのモバイルデータ通信で「インターネット共有を設定」を選択するだけで、PCなどをネット回線につなげることが可能になります。
接続方法はWi-Fi接続やBluetooth接続、USB接続などがあります。
Wi-Fi接続は室内のフリーWi-Fiなどをスマホを通じて接続する方法で通信速度は他に比べ速いのですが、スマホのバッテリー消耗が激しいことが難点です。Bluetooth接続はバッテリーの消耗は少ないものの、通信速度が遅いのがデメリットです。そしてUSB接続は通信速度も安定し、スマホを充電しながら通信できるメリットはありますが専用ケーブルが必要になってきます。
いずれにせよ他のネット回線と違い、契約をせずにインターネットにつなげられるのはテザリングだけです。
田舎暮らしなら光回線!メリット・デメリットを合わせて紹介
移住をして田舎暮らしを行う際には、ネット環境はかなり気になるところです。もしも可能であれば新しい生活に光回線を利用する事をおすすめします。
モバイルWiFiと比べて3倍以上速い光回線
光回線の最大の魅力は通信速度の速さです。その差は3倍以上と言われており、大容量のデータ通信が光回線では容易にできます。光回線なら動画視聴やオンラインゲームなど、田舎暮らしで暇を持て余した時にも重宝します。
モバイルWi-Fiは持ち運びに特化しており、どうしても速度が遅い傾向がありますし、データ容量にも限りがあります。光通信なら通信速度が速いだけでなく、通信容量も無制限なのでどれだけ利用しても問題ありません。
安定した繋がりやすさが魅力
光回線の魅力として挙げられているのが、安定性です。有線によって安定的に通信速度を維持できるので、ホームルーターやモバイルルーターの様に通信回線が混雑して重くなることもありません。
よく言われているのが動画視聴には30Mbps程度が必要でオンラインゲームには100Mbps必要と言われています。この速度を維持できないと画面がカクついたりするので、安定した繋がりやすさが重要です。
光回線なら、その条件をクリアし快適なネット生活を実現させます。
光回線ならリモートワークも十分可能
光回線の安定した通信速度であれば、田舎生活をしながらのリモートワークも可能になります。リモートワークにかかせないオンラインミーティングもストレスなく出来ますし、大容量のデータのやり取りもスマートに行えます。
そして昨今、増えている動画制作は動画の大容量データのやり取りが必須です。映像の編集を終えても、データのアップロードだけで何時間も掛かることがあります。しかし光回線なら短時間でのアップロードも可能になるので、リモートワークを考えている方には光回線はかなり重要になっています。
田舎では工事費用が高くなりがち
田舎暮らしをしていて光回線を新たに導入しようとする場合、工事費用が高くなる可能性があります。
まず集合住宅ではない場合は光回線が導入されている家でない場合が多いです。その場合は、近くの電柱まで引かれている光回線を自宅まで引き込む必要があります。
すぐそばまで光回線が来ていれば良いのですが、もしそうでなければかなりの距離の引き込み工事が必要になってきます。
そうなれば光回線を引き込むのにかなりの金額が必要になってきてしまいます。
都市部より回線工事が難しいケースも
光回線を引き込む際に、工事を行っても難しい場合があります。
都会では電柱が地中に埋め込まれており、引き込み工事が容易にできる場合が殆どです。しかし田舎ではそうはいきません。
例えば山間部で家の近所に光回線が全く来ていない場合は、他人の所有地にある電柱を介して光回線を引き込まなければならないこともあります。その場合、電柱の土地所有者に工事許可が必要なので、簡単に引き込む事が出来ないです。
他にも景観の保全の為に電柱の数に指定がある地域などでは、個人の要望で電柱工事を行う事が難しいのが現実です。