廉価かつ流行に敏感なGUに対し、ユニクロは中価格帯のアイテムも充実

ここからは実際に両ブランドのアイテムの価格を比較検討していきましょう。
*本文中の商品価格表記は、すべて定価・税別

レディースジーンズの違い

レディースのジーンズを例にとると、ユニクロの主力商品であるウルトラストレッチジーンズは、2,990円で販売されています。また、人気のアンクルジーンズはスキニー、テーパードともに3,990円。ウルトラストレッチジーンズは驚異的な伸縮性を誇り、その他のデニムも質・デザインともに値段からは考えられないほどハイレベルな仕上がりとなっています。

一方で、GUのテーパードアンクルジーンズは2,490円とさらに廉価。スキニージーンズに至っては1,490円という驚くべき価格で購入することができます。また2,490円のリラックスフィットジーンズや、1,490円のショートパンツなど、ユニクロとは少し異なる層向けのアイテムを非常に安く取り揃えているのもポイントです。

メンズジャケットの違い

メンズのジャケットもチェックしてみましょう。その軽さやストレッチ性から、圧倒的な着心地を誇るユニクロの感動ジャケットシリーズは、いずれも5,990円。一方、GUの類似商品であるドライストレッチジャケットは3,990円と、およそ3分の2の価格です。ドライシアサッカージャケット、ドライテーラードジャケットも同価格となっており、ほかのブランド比で考えると相当な割安感があります。

もちろん機能性やデザインは異なりますが、GUが3,990円のジャケットを主力に据えているのに対して、ユニクロが3,990円~14,900円と、幅広い価格帯のジャケットを取り扱っているのがポイントと言えるでしょう。

ユニクロが高機能かつ落ち着いたデザインで、30代以降など予算にゆとりのある層にも訴求しているのに対して、GUは10~20代にも無理なく購入できるトレンドアイテムのポジションを担っていることがよくわかります。

他にも違いがいろいろ

ウルトラライトダウンやカシミアセーターなど、ユニクロが販売する高機能かつ中価格帯のアイテムは非常に高い評価を受けています。その一方で、GUではルーズフィットやビッグシルエットといった都市部の流行を素早くキャッチし、990円~1,490円という低価格で提供。両ブランドともにフットワークの軽さが特徴ですが、「ベーシックのユニクロと、ファッションのGU」という言葉通り、現在その方向性は明確に異なっていると考えることができそうです。

それぞれの長所を知り、賢くファッションを楽しむ

今やわたしたちの日常生活に欠かせない存在になっているユニクロとGU。両ブランドともに非常に手に取りやすい衣料品をラインナップしており、それぞれの特徴も明らかです。

高機能なアイテムを長く使うことを意識するならユニクロ、トレンドをキャッチしたアイテムをいち早く廉価に揃えるならGU、といった使い分けをすることで、よりファッションへの見識が養われ、洗練されたスタイルが形成されていくはず。実店舗とオンラインストアを上手に利用しながら、日々のコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

提供・UpU

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