せっかく待ちわびていた赤ちゃんと対面できたのに、産後にはなぜかイライラして辛い!というお母さんはたくさんいます。いったいなぜ産後にはイライラしてしまうのでしょうか?!旦那の無理解?上の子が原因?この記事では産後のイライラの原因と解消法についてお伝えします。

産後にイライラ… 待ちわびていた赤ちゃんなのに…

苦しい陣痛や、帝王切開でお腹にメスを入れられる恐怖を乗り越えて、やっとの思いで出産が終わって会えたはずの赤ちゃん。

とっても嬉しいし、旦那と一緒に2人でこれからの育児生活乗り切っていこうとワクワクドキドキしていたはずなのに、なぜか産後にイライラしてしまうというお母さんは少なくありません。

産後に出産を終えたばかりのお母さんがイライラしてしまうのには、お母さん自身にもどうにもならない理由があります。

しかも、上の子のお世話に追われ、旦那さんの無理解や育児や家事への非協力的な態度にいつまで続くかわからないイライラが募って爆発してしまうと、産後のイライラが離婚危機を招くこともあります。

この記事では、いつまで続くのか不安になる産後のイライラの原因や、対策などについてお伝えしていきます。

産後のイライラは離婚危機にも!!

産後にイライラしてしまう事は、出産を終えたばかりのお母さんにとっては、どうしようもないことです。

昔のように、大家族であれば、イライラして調子が悪いときには、自分の代わりに誰か他の人が子供を見てくれたり、家事や旦那の世話を手伝ってくれたりしたものです。

しかし、現代の核家族では、イライラしながらも、家事や育児の負担の多くは、妻がひとりで背負わなくてはいけなくなります。

そのために、イライラを旦那にぶつけてしまいがちになり、家庭の雰囲気が悪くなってしまいます。

するといつまで続くのか先の見えない産後のイライラが原因で離婚危機に発展する家庭も多くあります。

産後のイライラに対する理解を、妊娠中から妻も旦那もしっかりと深めて、離婚に至らないように対策法を考えておかないと、実際にあなたの家庭にも離婚危機がやってきてしまう可能性もあります!!

産後のイライラによる離婚の実態

実際に、産後のイライラが原因とみられる離婚はどれぐらいあるのか調べてみると、産後に1番イライラしやすい時期の、子どもが3歳になるまでに離婚した母子家庭は、すべての母子家庭の3割に上るのです。

子供が3歳になるまでといえば、 1番お世話が必要で最も手が掛かる時期ですが、人生で1番可愛らしい時期ですよね。

この、子供が1番天使のように可愛らしい時期に、お母さんの産後のイライラが原因になって、お父さんと離婚してしまうというのは、子供の人生にとっても大変なことですよね。

お父さんとお母さんの離婚の危機にもなりかねない産後のイライラへの正しい理解が欠かせないことがよくわかります。

産後にイライラするのには原因がある!!

お父さんとお母さんの離婚の危機も招きかねない、お母さんが産後にイライラしてしまうのには、当然のことながら科学的な原因があります。

しっかりと産後にイライラしてしまう原因を妻と旦那の両方が妊娠中から理解して、どのように対応したらいいのかを考えておくことで、産後のイライラが原因の離婚の危機はグッと小さくなります。

いったいどのような原因で、いつまでも続くように感じてしまう産後のイライラが起きてしまうのか見ていきましょう。

【産後のイライラの原因とは①】女性ホルモンの急激な低下

出産を終えたばかりのお母さんが、産後にイライラしてしまう一番大きな原因には、女性ホルモンの減少が関係しています。

出産するとお母さんの身体からは、女性ホルモンが急激になくなっていき、ホルモンバランスが大きく崩れるのです。

妊娠する前でも、生理前になるとイライラしてしまう女性はとても多いのですが、これもホルモンバランスの変化が大きな原因となっています。

女性の体というのは、日に日に変わるホルモンのバランスによって、大きく左右されているものなのです。

妊娠すると、妊娠を継続させて、お腹の中で子供を育てるために、たくさんの女性ホルモンが胎盤で作られて分泌されます。

出産により胎盤が体内から排出されると、体の中の女性ホルモンが急激に減ってしまいます。

このホルモンの変化に体がついていくことがなかなかできないことから、情緒が不安定になり、感情のコントロールができなくなったり、うつ状態になってしまういわゆるマタニティブルーという状態になってしまうのです。

産後のホルモンバランスの変化は、自分自身でもどうしようもないことなので、旦那の側にもホルモンバランスに影響される妻の体の変化を理解することは大切になります。