③解約するときにかかる「信託財産留保額」
投資信託を解約するときにかかる手数料です。もっと詳しく言うと、ファンドの資産に残す費用のこと。ファンドというのは、自分だけのものではなく、そのファンドをもっている「みんなのモノ」です。解約する時には、一部の株や債券などを売って現金化しなければなりません。
その際にかかる手数料は「みんなの」ファンド資産から差し引かれるため、残された「みんな」に迷惑がかかってしまいます。この迷惑をかけないために、自分が解約するときにかかった手数料をファンドに戻す。これが信託財産留保額です。決して販売会社に支払う手数料ではありません。
ただし、この信託財産留保額がかからないファンドもあります。
あんず 「ふむふむ。3つのコストね。調べるのが面倒だし、慣れていないとコストが高いとか低いとかの判断が難しそうだな。あと、どれくらいだとコストが高いのか、低いのかっていう目安もよくわからないや」
みらい 「安心して!初心者でも簡単に使える、コストを比較できるサイトを紹介するよ!」
あんず 「わーい!!そんな便利なサイトがあるんだ。教えて、教えて!!」
コストの比較サイトを利用してみよう!
販売会社の販売手数料の比較に便利♪
投資信託協会HP
「投資信託検索ライブラリー」
「ファンド名で検索」→検索結果画面の「ファンド名」を選択→「販売会社」のタブを開くと、複数の販売会社があるファンドの場合、ズラリと会社名が出てきます。会社名の横にある手数料が「購入時手数料」なので、ここでチェックしてね!
インデックスファンドの信託報酬比較に便利♪
モーニングスターHP
「主要インデックスファンドシリーズ、信託報酬・信託財産留保額の一覧」
この一覧では、インデックスファンドの投資対象の資産や国(日経平均に連動しているものとか先進国の株式に投資するものなど)ごとに、信託報酬が一番低いファンドに色づけがされています。
信託報酬の数字をクリックすると、該当ファンドのページが表示されて購入時手数料も確認できますよ!
みらい 「どう?これならわかりやすいでしょ?」
あんず 「うん。ちょっと最初はわからない単語もいっぱいだけど、使ってみると慣れてくるかも!」
みらい 「その調子!これを使えるようになると、内容は同じような投資信託でもコストが違うってことがよくわかるよ。投資先は同じなのに手数料が高いものを買っちゃうともったいないよね」
あんず 「なるほどね~」
次回は投資信託にかかる税金について
あんず 「コストとはちょっと違うかもしれないけど、もうひとつ、税金も気になるよ。株式投資は利益が出ると税金がかかったけど、やっぱり投資信託にも税金はかかるのかな?」
みらい 「そうだね。投資信託でも収益がでたら税金がかかるよ」
あんず 「やっぱり!」
みらい 「じゃあ、次回は税金について詳しく説明するね。」
あんず 「よろしくお願いします!」
文・みらい女性倶楽部/DAILY ANDS
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