【男女の恋愛観とは】3.男女の許容範囲の違い

恋愛心理学での男女の許容範囲の違いについては、明確な分析がなされています。

男女の異性の受け入れ範囲が違う意味についても、本能的な要素が深く関わっているのですね。

男性のストライクゾーンは広い

男性の女性に対するストライクゾーンは、かなり広いとされています。

最低基準が女性よりも低く、「受け入れてくれるなら」の姿勢が、その許容範囲の広さに表れているとも言えますね。

一般的に、男性が女性を選ぶ判断材料は視覚的要素が高く、「顔やスタイル」などの見た目などで簡単に「好き」になることができます。

女性のストライクゾーンは狭い

ここでも男女間の違いが明確になりますが、女性の男性に対するストライクゾーンは、かなり狭いとされています。

男性を選ぶ基準は「容姿」だけで決められることは少なく、「どんな人かわかってから」でないと、受け入れることが難しい人が多いですね。

女性の多くは「自分のことを大切にしてくれるか」どうかが、男性を選ぶ基準となりそうです。

【男女の恋愛観とは】4.男女の評価基準の違い

恋愛心理学でいう「男女の評価基準の違い」とは、男女それぞれに、自分にとって必要な人か、お互いは合う波長なのかといったことを定める基準に、違いがあることを意味します。

まだまだわかりにくいですよね。

男女別で、それぞれの説明をしていきます。

男性の恋愛観は加点方式

「加点方式」聞いたことがありますか?

恋愛心理学以外でも、使用される言葉ですよね。

加点方式とは、「自分にとって相手の良い点や、認められる部分などを、点数として積み上げていく方法」という意味になります。

男性は、女性の良いところを見つけると「好き」の気持ちが増えていきます。

最初の基準が「自分を受け入れてくれる」という最低ラインからスタートしていますので、女性の良いところを見つけるたびに、好感度が上がっていくということになりますね。

結婚観でも同じことが言えます。

奥さんが旦那さんのことをグチグチ文句を言うのはよく耳にしますよね。

反対に、旦那さんが奥さんの愚痴を言うことは、比較的少なく感じませんか?

男性の結婚観からしても加点方式なので、こまめに世話を焼いてくれる奥さんに感謝をする気持ちが、「今日も一日仕事を頑張る!」という支えになっているのですね。

女性の恋愛観は減点方式

そして、恋愛心理学での女性の恋愛観は、減点方式と言います。

恋愛心理学での減点方式とは、「自分にとって相手の悪い点や、失敗したことなどを点数として差し引いていく方法」を意味しています。

女性は、男性の悪いところを見つけると、「好き」という気持ちがどんどん減っていきます。

相手を好きという感情が「この男性は、運命の人!最高の彼氏だわ」というところからスタートしていますので、自分にとってマイナス的要素が見つかると、どんどん減点されていってしまう仕組みになっています。

女性の結婚観でも同じことが言えますよ。

新婚当初は奥さんは旦那さんのことを世界一のパートナーだと思っていますが、日が経つにつれ「家事を手伝ってくれない」「家でダラダラしている」「脱いだ服を片づけない」など、どんどん不満が溜まっていきます。

結婚観からみても、「好き」という感情をすり減らしていき、愚痴も多くなってしまうのですね。

【男女の恋愛観とは】5.過去の恋愛について

恋愛心理学でもよく取り上げられる、過去の恋愛に対する恋愛観の違いについてもご説明しますね。

男女ともそれぞれ特徴的な方法で、過去の恋愛を記憶しています。

このことがきっかけで、よく男女はケンカをするものですよね。

男女の脳の構造の違いや、本能が司る心理的要素の違いによって引き起こされる恋愛観の違いですが、ここはお互いの違いを理解し合い、尊重する必要がありそうな部分ですね。

男は1つのフォルダに一人の女性

多くの男性は、過去の女性を忘れることはあまりありません。

それは自分を受け入れてくれた生き証人でもあるからです。恋愛の武勇伝として、大切に、過去の女性一人一人を特別な名前入りのフォルダに収めて管理しています。

自分の存在を認知してくれる大切な存在ですから、思い出の中でも男性のことを認め癒してくれる存在であって欲しいと無意識の中で思っています。

今の彼女に申し訳ないので隠そうとしますが、男性にとっては過去の女性の写真や想い出の品を、残しておきたい願望がある人が多いですよね。

そういった行動も、男性の恋愛観がなせる業なのでしょう。

女は1つだけのフォルダに男性を上書き保存

その一方で女性は、過去の恋愛にあまり囚われる人は少ないです。

それは、女性の過去の恋愛の記憶を残すことを、良しとしないためだと言われています。

女性の中で恋愛の記憶を保存できるファイルは一つだけしか存在せず、常に新しい恋愛で過去の恋愛を塗りつぶすような保存の仕方を選びます。

いわゆる上書き保存ですね。

女性の恋愛観では、常にまっさらな気持ちで、目の前の男性と接しているのです。

男性が女性の過去の恋愛にこだわりを見せるのには、男性自身が過去に縛られているからであり、女性からしたら的外れな心配をされたりすることもよくある話ですよね。