20代で1,000万円を貯めるために必要な3つの考え方
最後に、貯蓄をする際に重要となる考え方を紹介します。
無意識に貯蓄ができる仕組みをつくる
もらった給与の内、余った分を貯蓄に回すという人がいますが、それは意外と難しいものです。それよりお金が貯まりやすいのは「天引き」です。なぜなら天引きにすることで、無意識に貯蓄ができるからです。
最初のうちは手取り額が減ってしまって、損した気分になることもありますが、慣れてしまえば大丈夫です。知らず知らずのうちに貯蓄が増えていくので、ぜひやってみましょう。会社が提供している制度をはじめ、いろいろな種類の定期的な積み立て方法がありますから、情報を集めてみるといいでしょう。
大きな出費を見直す
こちらは支出を減らすために大切な考え方です。月々の出費は大きく「変動費」と「固定費」に分けられます。変動費は、食費や交際費など毎月変動するものです。一方、固定費は家賃や携帯料金などがそれにあたります。まず取り掛かるべきは固定費の見直しです。
毎月かかる支出を見直すことの効果は大きく、さらにその額が大きければ大きいほど生活コストの削減につながります。
例えば、携帯を格安SIMに変更するだけでも場合によっては月1万円、年間にして10万円以上を捻出することも可能です。家賃も見直しましょう。もちろん、食費や交際費など、変動費の節約も重要です。
複利を理解する
資産運用の特徴の一つは、複利で資産が増えていく金融商品がある点です。複利とは、「利息を含めた元本に対して、さらに利息がつくこと」です。
例えば、100万円の投資信託を買い付けて年利3%で運用できたとします。その場合、1年後は103万円になります。さらにその1年後はどうでしょう。
あらたに103万円が元本になるので、同じ利率であれば2年後の資産額は106万円になるのではなく、106万900円となります。たかが900円と馬鹿にしてはいけません。複利によって3%で10年間運用できた場合には、10年後には100万円が約134万円になります。
当然、元本の額が大きくなれば得られるリターンも大きくなるので、複利の考え方はぜひ理解しておきましょう。ただし、金融商品によっては利率が一定ではない場合や、元本が保たれない場合もあるので注意してください。
無理なくお金を貯めるには「早くから始めて、長く続けること」
貯蓄をしたいがために、生活費を切り詰めて無理な生活をすれば、いずれ破たんするでしょう。そうなってしまっては本末転倒です。若い人がお金を貯めたいのであれば、「早くから始めて、長く続ける」ことが大切です。
天引きによる資産運用などを利用しながら、お金が自然と貯まっていくような体質になるといいでしょう。今回ご紹介したヒントをご自身の状況に当てはめてみて、いろいろとシミュレーションをしてみてはいかがでしょうか。
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