ルーティン化すると自律神経が安定する

<加治ひとみ×小林弘幸医師>自律神経を整えるカギは“朝の過ごし方”にあった!1日を気持ちよく過ごす方法
(画像=『女子SPA!』より引用)

加治 先生! うちのマネージャーこの前、大事な撮影でお財布を忘れて、大変だったんです。自律神経が乱れてるのかも(笑)。

小林 人間はある行動をしているときにも、別のいろいろなことを考えています。ルーティンはそうしたバイアスやノイズを極力、減らす。流れをルーティン化して、何があっても呼吸をするようにできるようになると、自律神経が安定するんです。

加治 私はけっこう、ルーティンが決まっているほうだと思います。朝起きたら白湯を飲むとか、夜は9時頃にヨガマットの上でストレッチをするとか。あと一つ、絶対に決めていることがあって、朝はアウトプットにしか使わないんです。朝はいちばんクリアな状態な気がするので歌詞を書いたり、何かクリエイティブな時間に当てています。

朝は自律神経が活性化!創造力を使うことにあてよう

<加治ひとみ×小林弘幸医師>自律神経を整えるカギは“朝の過ごし方”にあった!1日を気持ちよく過ごす方法
(画像=『女子SPA!』より引用)

小林 そのとおり、朝がすべてですよ。自律神経が活性化している午前中は、創造力を使うことにあてるべきです。メールの整理や片付けなど、物事を考えなくてもできることは午後に回したほうがいい。

加治 持論なんですが、朝は気持ちがポジティブで開放的。決断は朝にするべきと言う人も多いですけど、前の夜、悩んでいたことも、朝どうでもよくなって、前向きな気分になれる。朝活と呼ぶとちょっと大げさかもしれませんが、朝の時間は大切に使えている気がします。

小林 私も5時に起きて、6時半に大学に到着しています。そこから仕事を始めると、午後の外来までかなりの仕事がこなせます。以前、イギリスの病院で働いていたことがあるのですが、6時半にはみんな仕事を始め、7時から回診。7時半には手術も始まっていました。午後1時にはほぼ重要な業務は終わっていて、4時に必ずお茶をするんです。