フリーランスになるメリット
フリーランスとして働いている人、フリーランスになりたい人が増えていますが、フリーランスになるメリットはどんなものがあるのでしょうか?
定年が存在しない
フリーランスには定年が存在しません。
自分が働きたいと思えば、仕事があるかぎり何歳になっても働くことができます。
会社員は一定の年齢になると定年退職をする必要があるので、この点はフリーランスと会社員の大きな違いと言えます。
平均寿命が延び老後の蓄えに不安な声があがるなか、いつまでも働こうと思えば働けるフリーランスというスタイルは、とても魅力的といえるのではないでしょうか。
収入アップが見込める
会社員は残業をしたら残業代がもらえますし、良い業績をあげたりすれば基本給にプラスアルファで給料がもらえることがあります。
ですがあくまで会社の規定内での話なので、収入が大幅にあがることは考えにくいです。1,000,000円の受注をとっても、会社員の場合その利益のほとんどは会社にいくからです。
一方でフリーランスは、仕事の成果は直接自分に返ってきます。
例えば先ほどの1,000,000円の受注をフリーランスが受けた場合、必要諸経費をぬいた額が自分の利益になります。
会社員として仕事を受けた場合と、フリーランスとして仕事を受けた場合、同じ仕事をしても収入に大きな差がでるのが分かりますね。
フリーランスは成果次第で、会社員よりも収入がアップすることが見込まれます。
自分の好きな仕事ができる
会社員として仕事をしていると、会社から与えられた仕事は基本的には断れません。
会社員として勤めるのであれば、苦手なことでも嫌な仕事でも、こなさなければならないときがあるはずです。
一方でフリーランスは、仕事を選ぶことができます。
やりたくない仕事は拒否できますし、自分のキャリアアップに繋がる仕事を選ぶこともできます。
また会社員として企業に勤めていると、本業とはまた別のところで仕事が発生したりもします。
例えば部署の飲み会のセッティングや、後輩社員のケアなどです。
こういった雑務は、自分のキャリアアップに繋がるものならまだしも、そうでない場合がほとんど。
フリーランスの場合、こういった本業とは関係のない雑務に悩まされることがありません。
自分の生活スタイルに合わせて働ける
オンラインでの仕事が増えているとはいえ、会社員として働いていると基本的には労働契約にある就業時間で仕事をすることになります。
一方フリーランスの場合、(職種や契約内容にもよりますが)自分の生活スタイルに合わせて働くことができます。
仕事をする時間も場所も、自分次第です。
家でも近所のカフェでも、海外でもどこでも仕事ができます。
自分の生活スタイルに合わせて働けることは、フリーランスの大きなメリットでしょう。
フリーランスになるデメリット
新しい働き方として注目を集めるフリーランスですが、いくつかのデメリットもあります。
フリーランスになる前にしっかりとデメリットを確認して、それをカバーするように行動したいですね。
収入が0になる可能性もある
フリーランスは全てが自分次第です。
会社員とは違い基本給が設定されているわけではありませんから、仕事をしなければ収入が0になる可能性もあります。
会社員なら風邪をひいて会社を休んでも有給を利用できますし、夏休みや冬休みなどの長期休暇も給料が払われます。
フリーランスは会社員以上に稼げる可能性があるかわりに、何も保障がありません。
仕事を休めば収入は入っていきません。
今月は稼げても、来月になればその収入が減っている可能性もあります。
特に専業でフリーランス活動をしようと思っている人は、十分このことを頭に置いておいた方がよいでしょう。
全てが自己責任
フリーランスは、法律上労働者とはみなされません。
だからフリーランスは、労働基準法で守られていません。
会社員であれば会社との間に労働問題が発生した場合、労働基準局に相談することができますが、フリーランスは自分で解決しなければならず全てが自己責任になってきます。
クライアントが成果物に対して報酬を支払わなかった、仕事内容がクライアントととりきめていたものと違った......フリーランスで働く人たちから本当によく聞く話です。
そういった問題を避けるためにも、仕事を受注する際には内容をよく確認して契約書を取り交わしましょう。
フリーランスの場合、自分の身は自分で守らなければなりません。
生活が不規則になりがち
フリーランスは基本的には自由に働くことができます。
それはフリーランスのメリットでもありますが、しっかり自分を律さないと生活が不規則になりがちです。
副業のフリーランスであれば会社というペースメーカーがありますが、専業になると朝起きる時間や寝る時間が不規則になり、仕事内容によっては一日中座りっぱなしということも珍しくありません。
そんな生活が続けば健康を損なうのは目に見えていますね。
フリーランスの場合、仕事をしなければ収入は0です。
健康を損ねて働けなくなったときのリスクは、会社員よりも大きいという事を頭にいれ、規則正しい生活を遅れるように自分を律する必要があります。
社会的信用が低い
残念ながらフリーランスの社会的信用は低いです。
まだまだ一般には浸透していない働き方のため、いくらたくさん稼いでいても社会的信用は弱いです。
クレジットカードが作れない、ローンが組めない、賃貸契約を断られる......会社員のときは、当たり前のようにできていたことが難しくなる場合も多いです。
フリーランスのデメリットとして、社会的信用が低いということがあげられます。