宗教団体に入信し、とんでもない行動をとった叔母

私が縁を切りたいと思っているのは、私の父方の叔母家族です。

幼い頃は、仲良く従姉妹達とも楽しく家を行き来している中でしたが、ある宗教団体に入信した事がきっかけで、距離を取る様になっていました。

父が病気で危篤状態になった時、お見舞いと称して病院に叔母と従姉妹が来ました。
まだ父は生きようと戦っている時に突然叔母が話が有ると言って私を病院のロビーに呼び出しました。
叔母は
「お父さんは、以前に私達の宗教団体に入信したので、葬儀は私達の所であげるので、無くなったら私達が連れていく」 と言い出しました。

急に何言い出すのか理解できず黙って話を聞いていると、葬儀代と生命保険料を全て渡す様に言われました。

まだ父が病気と戦っているのに何を言うのかと叔母に食ってかかりました。
私は父が宗教に入信した事を聞いていないし、叔母に面倒を見て貰った覚えも無い事をキッパリと伝えて、この場から立ち去る様に伝えて病室に戻りました。
すると、ドア越しに何処から来たのかわからない10人くらいの人と叔母が、その宗教団体のお経の様な呪文の様な言葉をみんなで唱え始めたのです。
段々気持ち悪くなり看護師さんに相談し病院から立ち去る様に言ってもらい、病室の外は静かになりホッと胸を撫で下ろしました。父はその日の夜、天国に召されました。

葬儀屋へ連絡し家に連れて帰った所、外で叔母が待っており、また同じ事を言って来たので、葬儀は私達で行う事、生命保険に関しても叔母に渡すつもりが無い事を伝え、葬儀には来ない様怒りを抑えながら伝えた。
それから通夜までドタバタとしていて、悲しみに浸る暇も無く時間が過ぎていきました。
葬儀の際、叔母も参列していましたが、騒ぐ訳にもいかずそのままにしていた所、住職のお経が始まった所、叔母とまた10人くらいの人が現れ、お経にかぶせて呪文の様な物を唱えて初めてました。
父の葬儀は異様な感じになり、最後のお別れの際、変な粉を父に振りかけたのです。
その時に叔母は、
「これでお父さんは、こちらの宗教で葬儀をあげたんだ。葬儀代は500万だからね」
と言い放ちました。
私は、「父は私達と同じ、ご先祖さまと同じ宗教で送ります。お帰りください」
と伝え何とか無事に葬儀を終了する事が出来ました。
後で親戚の人に叔母が自分の階級を上げる為にお金が必要な事を聞いて、どんな思想を持っても構わないが人に迷惑をかけるのはダメだと実感した。
その後母が亡くなった時は、家族葬で行いました。

(50代・女性)

家族の問題を抱える人は意外と多い

今回は、縁を切りたくなる本当にあった信じられないエピソードについてまとめました。
自分の周りや街で見かけたあの人も実は様々な過去を持っているかもしれませんね。

文・fuelle編集部