あなたは親や兄弟、親戚と縁を切りたいと思ったことはありませんか?
今回はそんな「もう血縁を切りたい...」と思ってしまうようなエピソードについてfuelle編集部が取材しました。

知らぬ間の入信

私が縁を切りたいと思っているのは、私の父方の叔母家族です。

幼い頃は、仲良く従姉妹達とも楽しく家を行き来している中でしたが、ある宗教団体に入信した事がきっかけで、距離を取る様になっていました。

父が病気で危篤状態になった時、お見舞いと称して病院に叔母と従姉妹が来ました。
まだ父は生きようと戦っている時に突然叔母が話が有ると言って私を病院のロビーに呼び出しました。
叔母は
「お父さんは、以前に私達の宗教団体に入信したので、葬儀は私達の所であげるので、無くなったら私達が連れていく」
と言い出しました。

急に何言い出すのか理解できず黙って話を聞いていると、葬儀代と生命保険料を全て渡す様に言われました。

まだ父が病気と戦っているのに何を言うのかと叔母に食ってかかりました。
私は父が宗教に入信した事を聞いていないし、叔母に面倒を見て貰った覚えも無い事をキッパリと伝えて、この場から立ち去る様に伝えて病室に戻りました。
すると、ドア越しに何処から来たのかわからない10人位の人と叔母が、その宗教団体のお経の様な呪文の様な言葉をみんなで唱え始めたのです。
段々気持ち悪くなり看護師さんに相談し病院から立ち去る様に言ってもらい、病室の外は静かになりホッと胸を撫で下ろしました。父はその日の夜、天国に召されました。